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結婚相手の収入より気をつけたい"お金の使い方" 家庭の経済的安定には貯める力と殖やす力が大切

東洋経済オンライン / 2024年8月30日 10時0分

結婚すれば、目先の収入だけでなく、2人で資産を築いていく必要があります。そのため、資産をもっている人、築ける人と結婚することは将来、大きな差を生みます。なぜでしょうか?

まず「資産」とは、現金や預貯金はもちろん、株式や債券、投資信託や生命保険(解約するとお金が戻ってくる貯蓄型の保険)、不動産など、お金に変えることができるものすべてを指しています。すなわち、資産を築いていくこと自体が、将来的に収入を生み続けていく源泉になるのです。

ちなみに、親からの相続が見込まれる場合、その相続財産も資産に含まれます。そして、退職金や企業年金などがある企業にお勤めの場合、こうした会社で積み立てられている資産も将来的にはその人の資産になります。

一方で、負の資産(ローンや借金)も考えられますので、その有無や金額も確認しておくことはとても大事です。借金については、お付き合いしていても伝えにくいことが考えられますが、車のローンや、住宅ローンも負の資産に含まれますので、まずはこうしたローンから現時点でどのくらいの残債があるのか確認することから始めるといいと思います。

我が家の場合、夫婦でお互いの資産一覧表をつくって、定期的に確認しています。どこにいくら投資しているのか、どんな保険に入っているのか、すべてが一覧になっていますので、投資や保険の見直しにも有効です。

iDeCoやNISAで行っている積立投資や、貯蓄型の生命保険などは時間とともに資産額は増えていきますので、見直しの際に最新の価値を上書きして一覧を更新するようにしています。

こうすることで、お金が貯まっていく楽しみも夫婦で共有することができますし、金銭的な価値観を定期的にすり合わせできることにもなりますのでお勧めです。

選ぶ保険から相手の価値観がわかる

相手がどんな保険に入っているのか聞いてみることで、相手の価値観が見えてくることもあります。保険にも掛け捨ての保険もあれば、積立型の保険もありますので、これから家族になり、どちらを活用しながら資産形成を行っていくのかなど話し合えることも必要です。

マイホームも「賃貸」がいいという人もいれば、「購入したい」という人もいます。ちなみに我が家は賃貸派です。家族の、特に子どもの状況によって住む場所を変えたいからです。一方で、不動産を購入していないかというとそうではなく、不動産投資をすることで、同様の効果を得ることができています。

そもそも、私たちは何のためにお金を稼ぎ、何のために貯めているでしょうか?

結局は何かにそのお金を使うためであり、お金はいかに使うかによって人生を変えることができます。上手に使えば人生を豊かにすることができます。

すなわち、お金は人生を豊かにするためのものであって、結婚するなら、使い方に違和感のない人、資産が築ける人、お金の上手な使い方ができる人をお相手に選びたいところです。

長谷部 真奈見:FinCube代表取締役、フリーアナウンサー

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