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エッグスンシングスの「1045円朝食」で味わう幸福 「なるほどこれがハワイアンの朝ごはんか」と納得

東洋経済オンライン / 2024年8月31日 8時0分

20分ほど待ったのち、アロハシャツに短パンのスタッフに「アロハ」と挨拶をされ、窓側のテーブル席に通されました。

レンガ壁と無垢フローリングの床がナチュラルな印象の店内は、広々とテーブルが配置され、窓の外にはレインボーブリッジと青い空。BGMはもちろんハワイアンミュージック。スチールギターとウクレレの温かみのあるサウンドが耳に心地よく響きます。

客層はファミリーや、女友達、カップルなど、複数人利用が中心で、4人以上のグループ利用も多め。男性1人客はいません。

いつ行っても女性客がほぼいない、男性1人客がメインの牛丼チェーンとは対照的な客層です。

滞在時間も対照的で、利用客のほとんどがゆっくりと食事を楽しみ、ハワイの空気感を楽しんでいました。

エグスンパンドイッチ カルアポーク&チーズ1045円

エグスンパンドイッチ カルアポーク&チーズは、税込1045円。「エッグスンシングス」の名物であるハワイアンパンケーキに、カルアポークとチェダーチーズを挟んだサンドイッチです。

と、書いたところで、よほどのハワイ通でもない限り「はいはい、カルアポークね」とはなりませんよね。

カルアポークというのはハワイの伝統的な料理で、豚肉をバナナの葉で包んで燻製にしてから、ほぐしたものです。

燻製されることで豚肉に葉の風味が移り、水分が飛ぶことで旨みが凝縮されています。じっくり火を通して柔らかくなった肉を細かく割くことで口の中に入れるとホロホロと崩れるような食感に仕上がります。

このカルアポークとチェダーチーズとピクルスを、2つ折りのパンケーキにイン。具材はシンプルだし、ソースなどの調味料もなし。

調理工程にあまり手が込んでないのですが、素材のひとつひとつにこだわっているのと、食い合わせの相性が良いので、独特の癖があり食べ慣れない味ではあるものの、シンプルかつハワイアンな味わいです。

カルアポークはベーコンとツナフレークを足して2で割ったような味で、噛めば噛むほどにエキスが口のなかにじゅんわり広がります。チェダーチーズはマクドナルドのスライスチーズなどにもブレンドされている濃いオレンジ色が特徴で、こっくりとコクのあるまろやかな味わい。

パンケーキはかなり甘めなのですが、意外としょっぱいおかずとマッチします。ピクルスは唐辛子漬けにされており、ピリリとした辛さが味をひきしめます。

添えられたサラダにはシーザードレッシングがかかっているのですが、クリーミーでコクがあり、酸味はかなり控えめ。スーパーの商品棚に陳列されているシーザードレッシングとは似て非なるものです。

日本でハワイの朝食を味わえる贅沢

筆者はハワイ旅行に行ったことはないものの「なるほどこれがハワイアンの朝ごはんか」と。目を閉じれば脳裏にワイキキビーチが広がる……というのは言い過ぎですが、日本のコンビニでは売っていない、ここに来ないと食べられない料理を堪能しました。

食べ慣れた味は愛すべきものですが、「たくさんの新しいおいしさとの出会いは、人生を豊かにしてくれるなぁ」としみじみ感じる朝です。

【その他の画像はこちら】「平日1時間だけ…でも大行列」「値段もかなりお得!」…。エッグスンシングスの「1045円モーニング」はこんな感じ

その他の画像はこちら

編集部注:本記事に登場するメニューの価格は、すべて取材時点のものです。昨今の円安、原材料高騰などの影響を受けて価格が改定されている可能性があります。また、店舗によってモーニングの値段・内容は異なる場合があります。

大木奈 ハル子:ブロガー・ライター

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