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災害時の「ポータブル電源」購入で失敗しないワザ 長持ちさせる「上手な保存法」についても紹介!

東洋経済オンライン / 2024年9月5日 8時0分

ワザ③オプションに太陽電池パネルが用意されているか?

台風時には使えませんが、地震災害で便利なのが太陽電池パネルです。太陽電池パネルがあれば、昼間にポータブル電源を充電できます。

ただ、1日でフル充電するには、2枚以上の大きな太陽電池パネルが必要になります。皆さんが思っているより太陽光パネルは非力で、32インチのテレビぐらいの面積があっても、充電に10~20時間かかります。パネル1枚でフル充電にかかる時間と予算を比べながら購入してください。

ワザ④車のシガーソケットから充電できるか?

太陽光パネルでフル充電できなかったり、台風などで太陽光パネルが使えなかったりした場合のため、車のシガーソケットから充電できるものを選びます。

ただし、添付のACアダプタより充電時間が長時間になるものが多く、ACアダプタなら3~4時間で充電できますが、大容量のタイプでは10~20時間かかる場合があります。

どれくらいの容量を選ぶべき?

ワザ⑤容量はどれくらい必要か

ここまででメーカーとシリーズが絞られたでしょう。最後は容量です。

容量は「Wh」で示されます。1000Whで消費電力9Wの60W電球相当のLED電球を使うなら、1000Wh÷9W=111.1hで、111時間使えます。

具体的に見ていきましょう。仮に3人家族とすれば、1日停電をやり過ごすには1205Wが必要になります。

冒頭で説明した通り、電気の復旧までにかかる平均日数は4日間なので、まったく充電ができないとすれば4820W、およそ5000Whのポータブル電源が必要です。しかし、ここまで大容量の製品は少なく、4000Whの製品でも60万円ほどします。

そこで消費電力の大きな冷蔵庫を使わず、炊飯器も使わずパックご飯をお湯で温めるなどして省エネ化をすると、4日間で4820W→1300Wと大幅な電力削減ができます。3日目から冷蔵庫を使うと、先の4日間の電力1300Wに2日分の冷蔵庫の電力1400Wを加え、合計で2700Wとなります。

冷蔵庫と炊飯器の利用を見直すだけで、これだけ省エネになります!

もう少し省エネを頑張れば、2000Whのポータブル電源で間に合うかもしれません。すると価格は半分程度ですみます。

ここでは4日間充電ができない場合を想定しましたが、太陽電池パネルを購入し、日中に充電するなら、ワンランク下のポータブル電源でもいいでしょう。

また、大半の世帯の電力が復旧するといわれる2日間に備える場合も、ワンランク下のポータブル電源を買ってみて、実際に停電時を想定したシミュレーションをしてみるのもいいかもしれません。

使わないときの保管方法は?

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