遅寝でも「二度寝しない」目覚まし時間設定のコツ 寝る時間から睡眠時間を決めればスッキリ起床
東洋経済オンライン / 2024年9月6日 20時0分
続けたくても、続かない。健康のため、ダイエットのため、自己研鑽のために、何か新しいことを始めようと試みるものの、長続きしない。そんな経験を持つ方は多いでしょう。
でも、大丈夫です。あきらめる必要はありません。なぜなら、それはただ単に「潜在意識を味方につける」方法をとっていないから。最新の研究データとコーチングの理論を応用し、潜在意識をコントロールすれば、誰でも簡単に習慣を身につけることができます。そして、なりたい理想の自分に変わることができるのです。
コーチングを活用した独創的な手法で企業の人材育成・組織開発のサポートを行う三浦将氏の新刊『改訂新版 自分を変える習慣力』をもとに、仕事や人生を変える習慣化の方法を3回にわたり解説します(今回は3回目)。
成功者は二度寝をしない?
二度寝は、時間的にとても非効率です。それに、二度寝で1日が始まると、この締まらないノリが1日中続いてしまいます。
【図で見る】何かを習慣化するためには「ティッピングポイント(成長曲線)」がカギとなる
せっかくの休日がダラダラと進み、ちゃんと楽しんだのかどうかもわからない1日になりがちです。おそらく、成功者に二度寝をしている人は、あまりいないでしょう。
最適の睡眠時間については諸説ありますが、その人に合った睡眠時間を見つけることが大切。
ナポレオンや元英国首相のマーガレット・サッチャーが3時間しか寝なかったという逸話がありますが、アインシュタインは10時間以上寝ていたそうです。
また、大谷翔平選手が10時間睡眠を基本としているのも有名な話です。短い睡眠時間=仕事ができる人、といった根拠のない話に振り回されないことが肝心ですね。
睡眠は、大脳の機能が活発化しているレム睡眠と、休止しているノンレム睡眠によって構成されており、睡眠中はこの2つが周期的に繰り返されています。その1セットが約90分。
眠りが浅いレム睡眠のときに起きると目覚めがいいので、そこに合わせて睡眠時間を設定するといいでしょう。逆に、眠りの深いノンレム睡眠の時に目覚ましが鳴ると、起きるのがつらい状況になり、二度寝の原因ともなります。
基準としては、この1セットである90分の倍数。6時間、7時間30分、9時間。これらの睡眠時間を試して、自分にとって最も目覚めのよい時間を日々の睡眠時間として設定するのがよいとされています。スッキリとした目覚めのよい朝を迎えれば、二度寝などしていられなくなります。
休日の寝溜めがいけない理由
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