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タイトルから内容を推測!読解力向上するクイズ 問題を解くときにも役に立つ推測する能力

東洋経済オンライン / 2024年9月6日 16時0分

(画像:東大カルペ・ディエム提供)

学校でも、仕事場でも求められる「読解力」。どのように身に付ければよいのでしょうか。『小学生が5日でできる 東大式 超速!読解ドリル』を上梓した、東大カルペ・ディエムの西岡壱誠さんがクイズを出しながら、読解力の身に付け方のコツをお話しします。

「読解力って、どうやって身に付ければいいですか?」と聞かれることがあります。

【写真】 『小学生が5日でできる 東大式 超速!読解ドリル』(西岡壱誠著)では、読解力の身につけ方を解説

この質問に対する回答はとても難しいです。いろんな大学の先生が研究をしていますが、まだ「これだ」というハッキリとした回答があまり出ていない分野だからです。

タイトルから文章の内容を推測する

それでも「この訓練は有効なのではないか」と考えられる方法はあります。今回紹介するのは、「文章を読むときに、タイトルから内容を予想する能力」です。

例えばみなさんは、『マッチ売りの少女』というタイトルを聞いて、どんなイメージが浮かびますか?

おそらくは、「なんだか物悲しい話なんじゃないか」と思う人が多いと思います。マッチという儚く消えてしまうようなものをイメージして、「これはきっと悲しい話なんだろうな」と考えるのではないでしょうか。

では、『パイナップル売りの少女』というタイトルだったらどうでしょう? なんだか南国で元気に暮らしている子どものイメージがあって、明るい物語なのではないかと想像できますよね。

『マッチ売りの少女』を書いたH・C・アンデルセンの真意はわかりませんが、それでも「マッチ」という題材を選んだのには、なんらかの意図があったのではないかと推測することができます。

『マッチ売りの少女』=「物悲しい物語」と考えられるように、タイトルというのは、どんな物語のテーマなのか、その後どのように展開されるのか、といったことを予想させてくれるものです。

読解力があまり身に付けられていない人は、この「タイトルからの予想」をほとんどしていない場合が多いように感じます。

国語の入試問題でも、しっかりとタイトルを読んでいれば「このタイトルだから、こんな選択肢が正解になるわけがない」という理由で選択肢を削ることができる場合もあります。

東大志望の生徒が多い高校でも「タイトルからの予想」は、授業の中で取り入れられている訓練です。「タイトルから、内容を予想する能力」があれば、読解力は必ず身に付くと思います。

ドラマ「最後から二番目の恋」から想像する内容

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