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新OSアップデートでガラリ変わる「iPad」の機能 ジョブズが"ボツ"にした「計算機」がついに搭載

東洋経済オンライン / 2024年9月9日 13時0分

パブリックベータ版をインストールした11インチのiPad Pro。計算機をついに搭載した(筆者撮影)

新しいiPadOSの注目ポイント

アップルは、9月9日(現地時間)に新型iPhoneを発表する予定だ。名称は確定していないが、これまでのパターンを踏襲すればiPhone 16になるとみられる。iPhoneやiPadなどの端末を発売直後に購入するのは熱心なファンに限られるものの、例年どおりだとすれば、この発表から発売までの間に、最新OSの配信も始まる。現ユーザーがアップデートするという意味では、むしろこちらのほうが影響は大きい。

【写真】細かな文字を書きやすいのがiPadならではのメリット

特にiPadは、最上位モデルのiPad Proが5月に発売されたばかりで、性能でこれを上回るようなハードウェアが登場する可能性は限りなく低い。その処理能力を生かしたOSバージョンアップを、待ち望んでいる人も少なくないはずだろう。Macと同じMシリーズのチップセットを備えた機種も増えており、AIなどの処理に力を発揮することが期待される。

前回の記事(「iPad」久々の新モデル、買い替えるべきか否か)で取り上げたように、iOSは画面のカスタマイズが大きなアップデートの1つ。これは、OSのベースが共通しているiPadOSでも同じだ。ブラウザーのSafariの新機能や、計算機など、ほかにも共通点は多い。一方で、Apple Pencilを生かしたアップデートは、むしろiPadOS向き。先に挙げた計算機も、iPadでは初めて登場したアプリになる。配信を間近に控えた今、一般公開されているパブリックベータ版を元に、新しいiPadOSの注目ポイントを予習していきたい。

ついにiPadに搭載された「計算機」

OSアップデートとともに、iPadOSに新たなアプリが加わる。電卓として使える計算機も、そんなアプリの1つだ。「え、電卓なかったの?」と思われる向きもありそうだが、実は初代iPadから、同シリーズには1回も計算機が搭載されたことはない。登場時から今に至るまで、ずっと搭載し続けてきたiPhoneとは対照的だ。

公に理由は語られていないが、各種メディアでは、iPadを開発した際に、故スティーブ・ジョブズ氏が“ボツ”にしたといわれている。単にiPhoneの計算機を引き延ばしただけで体験が変わらないのは、美しくないというのが主な理由だという。そんな因縁めいたエピソードまである計算機が、iPadOS 18でついに搭載されることになった。

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