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副業を「本業以外の分野」で模索する人の盲点 副業のあるべき姿、避けるべきことを考える

東洋経済オンライン / 2024年9月11日 8時0分

何故ならば、未経験であるが故に、例えば自分よりも年齢の若いヒトと比べても経験やスキル面で劣ることも想定され、また費やせる時間が限定的なことからも短期的に即戦力になれるわけではないからだ。

つまり、低めの報酬(=時給)しか期待出来ない。

であるからこそ、副業の効率や収入を一番アップさせることを考えた際には、本業と関係があったり、本業により培われた経験やスキルが活かせる分野が一番ということになる。(もちろん本業との関係における守秘義務やコンフリクトの面をケアしなければならないのは前提として読者の皆さんにとってはいわずもがなと考える)

本業以外の分野を副業にするとき

よく副業というと、何故か本業以外の分野で、と考えるヒトが多い。

恐らくその思考の前提としては、本業である分野で十分な収入がないのだから、つまり稼げないのだから他の分野を探す、ということであろう。

しかしながら、限られた時間における副業はともすると「時間の切り売り」となってしまう。

かけられる時間に制限がある以上、「より時給の高い分野」つまり自分の経験やスキルを活かせるというか、横展開出来る分野が一番なのである。

極論を言えば、仮に単価や時給の低い副業しかないから仕方がない、という場合は副業なんか考えないで本業における業績や実績をより上げることに費やすべきだ。

仮に本業の時給が2000円だとしよう。(話を簡単にするためにキリの良い数字とする)

その中で、副業から得られる時給が1000円だとすると、自ら自分の平均時給を下げている行為であり、自分の空いた時間の有効活用としてはあまり賢い方法とは言えない。

もちろん本業とイコール、またはそれ以上を得られる本業と関連する分野の仕事と言っても難しいだろうが、少なくとも時給1000円の様な差のあるものではなく1500円とかの分野は探せる可能性はある。

それをせずに、自分の時間を本来の自分の価値を大幅に下回る単価で切り売りするのはやはり非効率と言わざるを得ない。

それならば、すでに経験やスキルといったベースのある本業である仕事により注力し、その時給をアップすることを考えるべきなのだ。

反対に仮に副業での単価や収入が本業を上回る様であれば、そっちに注力をした方が良い、ということになる。

いずれにせよ、同じ時間を費やすのであれば、より単価や時給の高い分野を狙い効率を高めるべきであり、繰り返しだがそういった分野は多くのヒトにとっては本業で培った経験やスキルが活かせる分野なのである。

副業は魔法の杖ではない

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