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最新iPhone 16「AIスマホ」としての"3つの評価" iPhone 16だからできる事は、現時点で「ない」

東洋経済オンライン / 2024年9月11日 17時30分

アップルは、Apple Intelligenceについて、「かなり日常的に、頻繁に使われること」を想定しているようだ。

例えばWriting Toolsの文書校正や要約などはビジネスや学習の現場で重宝するが、日常的に使わないのではないか?と思われるかもしれない。しかし、ユーザーが明示的に呼び出さなくても使われる。

メールアプリでは、届いたメールを要約して2行で内容を表示し、開かなくてもメールの中身が一目でわかるが、これはメールアプリが自動的に、メール本文に対して要約をかける。それだけでなく、その要約から緊急性を察知したら、優先して通知を送ってくれる。

つまりユーザーは、明示的にAI機能を使わなくても、AI機能の恩恵を授かることになるのだ。

このように、AI機能を裏で動かし、その結果ユーザーが便利にiPhoneを使う、という実装を進めていくのであれば、アップルが考える日常的かつ頻繁という条件で、スマホの設計を考える必要が出てくる。

アップルはA18・A18 Proチップで、メモリー帯域の17%、2倍の機械学習処理性能を発揮するとしている。そして内部設計を刷新し、できるだけチップを中央に配置したり、高いアルミニウムのパーツを活かして熱を逃がす構造を採用、さらにバッテリー容量を拡大させている。

これらの対策によって、AIを使うからバッテリー持続時間に影響が出る、といったことが起きないようにしている。

そうした対策が施されたチップや内部設計は、AIがユーザーによって、または自動的に日常的かつ頻繁に使われる状況でも、バッテリー持続時間を毀損しないということもまた、「AI向けの設計」と言えるのではないだろうか。

松村 太郎:ジャーナリスト

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