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資格芸人が伝授「失敗しない資格選び」3つの視点 「合格すること」こそが最大のモチベーション

東洋経済オンライン / 2024年9月12日 16時0分

ほとんどの人は大人になるにつれて、子どもの頃のように合格証をもらえる体験が少なくなっていきます。昔は自転車が乗れるようになれば、ほめられた。逆上がりができるようになれば「すごい!」って喜ばれた。忘れ物をしないだけで「偉いね」って言われた。

でも、大人になると「そんなのできて当たり前」って扱われるようになります。どちらかというと、失敗ばかり取り上げられます。

学歴やキャリアや今の肩書きが常について回って、周りからの評価が自己イメージになりやすいと思いませんか? 仕事で目標を達成できないとか、周りより自分が劣っているように感じるとかいう悩みを持っていればなおさらです。

僕がお笑いの世界で天才と呼ばれる人たちと対等に勝負しようとしていれば、今の自分はきっとありません。できないことよりできることをやって、ナンバーワンよりオンリーワンを目指してきたからこそ、こうして今、ここにいられると思っています。

資格は僕の人生を180度変えてくれました。この喜びをぜひ、皆さんにも味わっていただけるよう、資格取得に際して、僕の経験を通して得た3つの格言をお伝えします。

一見「ミスマッチ」に思える行政書士向けのセミナー

格言 その1 本業と無関係な資格を取ったほうが新しい世界が広がる

僕はナント、行政書士の方たちに向けたセミナーの講師をしています。お笑い芸人と行政書士。一見ミスマッチな組み合わせに思えますよね? この依頼がきたとき、自分自身が何より驚きました。

行政書士ってちゃんとしているというか、ちょっとカタめの職業ってイメージがあると思います。お笑い芸人の僕がそんな方たちを前に教壇に立つなんて、きっとマネージャーさえ予想していなかったはず。

だけど、よくよく考えると、このミスマッチこそが資格によって世界が広がる足掛かりになるんじゃないかと思い始めました。僕はお笑い芸人でありながら資格マスターです。ここがそもそも、ミスマッチですよね?

つまり、このブルーオーシャンを狙ったからこそ、唯一無二の存在になれました。

「お笑い芸人なのに、お金に詳しいの?」

「お笑い芸人なのに、ラグビーレフリーなの!? 」

この意外性が、芸人のフィールドを越えて新しい世界に引き込んでくれたとも言えます。これを僕は「本業と意外な資格のハイブリッド効果」と呼んでいます。

一般的に、資格は本業に活かせるものだから意味がある、と考えやすいと思います。だけど、これまでお話ししてきた通り、それだと同じようなライバルがわんさかいるんです。

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