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ベテラン"爆笑問題"後輩から慕われ続けるスゴさ サーヤから「うちらと笑う感覚が一緒」との声も

東洋経済オンライン / 2024年9月12日 12時0分

ベテランの爆笑問題チームと若手の霜降り明星チームの芸人がそれぞれロケに出向き、世の中のさまざまな心配事に向かい合う。それをスタジオで見守る爆笑問題と霜降り明星、進行役の新井恵理那が自由気ままにトークしながら、最終的に“どちらが心配か”をジャッジするというものだ。

ちょうどテレビが購買意欲の高い若年層を中心とするコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)を意識し始め、2018年に「M-1グランプリ」王者となった霜降り明星・せいやの発言に端を発する「第七世代」ブームが重なった時期に番組はスタートしている。また、今やすっかり定番化した「旧世代vs新世代」の構図であるところも興味深い。

過去には、爆笑問題の番組からブレークした芸人もいる。『爆笑問題のバク天!』(TBS系。2003年10月から2006年3月終了)では、「ジャンガジャンガ」ネタを披露したアンガールズが「キモかわいい」と人気者になり、お茶の間に強烈なインパクトを残した“ハードゲイキャラ”のレイザーラモンHGも一躍時の人となった。

また、2012年12月放送の特番『今!この芸人がスゴイ 爆問パニックフェイス ネタ&ギャグ大連発SP』(同)では、バイク川崎バイクが全国ネットで初めて「BKB」ネタを披露。ここで知名度を上げ、翌年元日の『ぐるナイおもしろ荘』(日本テレビ系)でさらに注目を浴びることになった。

そもそも爆笑問題は、1990年代に若手芸人ブームを巻き起こした『ボキャブラ天国』シリーズ(フジテレビ系)の出演時からネプチューンや海砂利水魚(現・くりぃむしちゅー)ら多くの後輩たちと共演し、ダジャレネタとトークでスタジオを沸かせている。

昨年、太田本人にインタビューしたところ、当時から後輩芸人にライバル心はなく「ワチャワチャと楽しくやっていた」が、「『こっから何とか世に出よう』という気持ちが人一倍あった」ことから登場時にワーッと騒ぐような芸風になったと語っていた。

「自分たちコンビが目立つこと」と「後輩たちと番組を作ること」のバランス感覚は、“芸人のひな壇システム”の先駆けとも言える『ボキャブラ天国』を牽引した時期に培われたものなのかもしれない。

笑うタイミングがうちらと同じ

『ツギクル芸人グランプリ』(フジテレビ系)、『爆笑問題の検索ちゃん』(テレビ朝日系)といった番組でMCを務めるなど、いまだ若手との接点が多い爆笑問題。

そのポジションに至ったのは、太田プロダクションからの独立をきっかけに3年ほど芸能活動ができないどん底を味わい、もう一度ネタで這い上がり再ブレークした背景も大きいだろう。

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