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ベテラン"爆笑問題"後輩から慕われ続けるスゴさ サーヤから「うちらと笑う感覚が一緒」との声も

東洋経済オンライン / 2024年9月12日 12時0分

『ザ・ロングインタビュー〈4〉人は、なぜ笑うのか?―太田光』(扶桑社/2000年12月29日にBSフジで放送された番組をもとに加筆・修正して再構成されたもの)の中で、太田はこう語っている。

「仕事がなかった時期は、こういう番組に出させられてこんなことやったら爆笑問題のイメージが変わっちゃうんじゃないかなんて考えてたんですよ。割と社会派ネタでやってるのが、たとえば熱湯風呂浸からされるのは俺らのイメージじゃないよと(中略)。

(筆者注:独立し、再ブレーク後の)今は、テレビ局や制作会社が、爆笑問題を使うとすればあっちの番組ではこういうことをやってるから、こっちではこうやろうって勝手に考えてくれる。それに乗っかってるほうが楽しいですね。自分じゃ考えつかないようなことを考えてくれるでしょ」

その柔軟な姿勢は、現在も健在だ。太田がカンニング竹山のオンラインサロンの配信番組に出演した折、テレビと遜色ないセットとスタッフで作っているのを見て「これならできるかも」と念願だったコント番組『テレビの話』をYouTubeでスタートさせている。

また、中川家、とろサーモン・久保田かずのぶ、鬼越トマホークといった後輩芸人のYouTubeチャンネルにも躊躇なく出演。とくに、かつて『爆報! THE フライデー』(TBS系)といった番組で共演し、2020年に吉本興業から独立したオリエンタルラジオのYouTube動画にサラリと顔を出すあたりにフットワークの軽さと義理堅さを感じる。

2021年に芸能事務所「レモンジャム」を設立し、同社の社長を務める若手芸人のラランド・サーヤは、YouTubeチャンネル『佐久間宣行のNOBROCK TV』(今年4月17日投稿の動画)の出演時、「笑うタイミングがうちらと同じ」と太田を称賛し、こう続けている。

「下手したら前振りで笑っちゃう方も多い年代の中で、ちゃんとそうじゃない作り手側が意図してるトコで笑うって、その若さって保てないんで。感性って。中身がめちゃくちゃ若いのがすごいのと、若手の活躍をしっかり見てる。見たうえでイジるトコと褒めるトコ、どっちもある状態で対峙するっていう。太田さん、ちょっとヤバいなと思って」

若手から変わらずコンビ活動がメイン

『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)を聴いていると、「田中が『一般人は虫けら』と言ったかどうか」で言い争ったり、ネタ作り中の態度や差し入れに対する文句、ネタの言い間違えや滑舌の悪さで悩んだり揉めたりするエピソードがたびたび出てくる。

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