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初代から8年、2024年の「AirPods」は何が違う? 初代から8年、最新AirPodsを買うなら、この後の展開も念頭に

東洋経済オンライン / 2024年9月12日 14時30分

左から2種類のAirPods 4と、AirPods Pro 2(写真:アップル)

間違いなく「世界一売れているワイヤレスイヤホン」であるAirPodsシリーズ。耳から白いバーが出てると、誰もが「アップルのAirPods」と認識するほどアイコニックな製品だ。今回、ラインナップ一新されたが、どれを買えばいいかという疑問もあると思うので、詳細を解説したい。

【写真で見る】アップデートの項目が多かったAirPods 4は、2つのモデルがある

AirPodsに8年の歴史あり

いつの間にか細かく仕様の違うモデルが増え、ラインナップは少々複雑になってしまった。自分に合ったモデルは、どれか? その説明の前に、少し歴史を遡って各モデルをご紹介したい。

初代AirPodsが発表されたのは2016年。ツヤのあるジェットブラックが特徴的なiPhone 7と一緒だった。

当時は、まだiPhoneに純正イヤホン「EarPods(イヤーポッズ)」が付属していた。しかし、この2016年のiPhone 7から3.5mmのアナログイヤホンジャックが省かれ、いよいよワイヤレス化が進むことになる。

実は、初代AirPodsの1万6800円という価格は、当時の感覚だと高価と受け取られていた。ワイヤレス接続に対する信頼も薄く、「有線イヤホンのほうがいい」と、まだ多くの人が思っていたのだ。

ところが、初代AirPodsのワイヤレス接続は画期的だった。初回のペアリングさえ完了すれな、次からはケースのフタを開けて耳に入れるだけで、安定してiPhoneや、ほかのアップル製デバイスで使えたのだ。

バッテリーは5時間しか持たなかったが、ケースにもバッテリーを内蔵し、AirPods本体をしまうだけで充電される仕組みも斬新だった。既製品の欠点を、アップルらしい魔法で消し去る体験のデザインが、後の成功に続いている。

AirPodsは、ちょうど有線のEarPodsのケーブルを切ったような形状で、その軸の部分がカウンターウェイトとなって耳に引っ掛かるようになっている。軸の部分には通話のためのマイクや、バッテリーを内蔵。初代にはボタンがなく、本端をタップした際の振動で、再生や一時停止などの操作を行っていた。

当初、「高価」「落としそう」「うどんみたい」と批判的な意見もあったAirPodsだが、瞬く間にブームとなり、ワイヤレスイヤホン市場そのもを活性化させた。

2019年には「Hey Siri !」の呼びかけに対応した第2世代、さらに2年後の2021年にデザインを一新した第3世代が登場。そしてさらに3年後のアップデートとなるのが今回、発表されたAirPods 4だ。

ノイキャン付き「AirPods Pro」とは

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