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2作品で100万円!「アート委嘱」の絶大なる潜在力 VCが毎年5人「アーティストの卵」を選び制作依頼

東洋経済オンライン / 2024年9月14日 9時0分

3点目として、本業と関連がある点も見逃せない。いうまでもないことだが、アーティストの卵が”出世”すれば、委嘱作品の価格が高価になるかもしれない。「計測が難しいものに価値を付ける、という点では企業投資と芸術作品は似ているところがある。そうした価格形成のメカニズムを体感できるので、社員にとっては得がたい経験になると思うのです」(高槻社長)。

アートの世界の新しいエコシステムに?

たしかに、社員にとっては大きな刺激になりそうだ。

なお、1人に100万円を支払うのはやや相場から外れており、「高額すぎる」との批判の声もあるという。そのため「第2期からは価格を引き下げると思います。申し訳ないことではありますが、”第1期は特別”ということで了解してほしい」(高槻社長)とのこと。

インスパイアにインスパイア(刺激)されて、企業が若手に作品制作を委嘱する試みが増えていけば、アートの世界に新しいエコシステムが育つことになりそうだ。

山田 俊浩:東洋経済 記者

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