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「血糖値」下げるつもりが、じつは無意味な習慣4つ 「健康的な面」だけにフォーカスを当ててもダメ

東洋経済オンライン / 2024年9月16日 15時0分

「健康食」「ヘルシー」というイメージがあるが

うどん、ラーメンより、健康を気づかってそばを食べている

そばという穀物には、さまざまな栄養成分が含まれています。

毛細血管を丈夫にしてくれる、ポリフェノールの一種のルチン。お通じを良くしてくれる食物繊維。エネルギー代謝を促してくれるビタミンB群。体の成長や健康維持をあらゆる面からサポートしてくれるミネラル。などなど、数えだしたらきりがありません。

低カロリーかつ、たんぱく質を豊富に含んでいることも注目されており、「健康食」「ヘルシー」というイメージが根づいています。そばを扱う食品メーカーやそば店は、ことさらそれを強調しています。

ただしこれは、あくまで良い面だけにフォーカスを当てた情報にすぎません。その裏にひそむもうひとつの顔には、いっさい触れられていないのです。薬に例えるのなら、効能だけをアピールして、副作用の可能性にまったく言及していない状況と同じです。

ラーメンもうどんもそばも「糖質」に大差なし

そばは本当に、健康食といえるのでしょうか。

糖尿病専門医の私の答えは「ノー」です。そばには糖質がたくさん含まれている――理由はこれに尽きます。

おそらく「そばよりも小麦粉のほうが糖質は高そう」というイメージを持っている人が多いはずで、それゆえにうどんやラーメンと比較した際に、「そばのほうが断然健康的」と認識しているのではないでしょうか。

しかしそれは、完全な間違いです。

生麵か乾麺か、茹でる前か茹でた後か、などによって数値は若干変動しますが、1食あたりの糖質は、ラーメンもうどんもそばも大差はありません。肥満のもとであり、糖尿病の原因であることに、なんら変わりはないのです。

そばを食べること自体は構いません。しかし、リスクを認識しておくことと、食べすぎに注意することは、忘れないようにお願いします。

矢野 宏行:医学博士、糖尿病専門医

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