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1年で最も苦しい9月相場が終わるのはもうすぐだ いよいよ本格的に相場に戻る時期がやって来た

東洋経済オンライン / 2024年9月16日 10時30分

また、今後も物色対象は内需系がいいと思っているが、半導体・ハイテク株が相場の足を引っ張るとまでは思っていない。なぜなら、アメリカの半導体の指標であるSOX指数こそ、8月7日が一番底(4426ポイント)、9月6日が二番底(4528ポイント)を固めてきたからだ。

日本でも、代表的ハイテク株である信越化学工業や京セラ、東京エレクトロン、浜松ホトニクス等の予想PER(株価収益率)が、最近の株価の下げでほぼ20倍台前半と、ハイテク株としてはかなりリーズナブルな水準になっている。

今週の市場は18日(水)のアメリカのFOMC(連邦公開市場委員会)、20日(金)の日銀金融政策決定会合の両方の結果を注目しているが、前者は予想どおり0.25%の利下げ、後者は現状維持で、波乱なしと考える。年度を通していちばん苦しい9月相場も今週・来週(16~27日まで)で実質的に通過する。

(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

平野 憲一:ケイ・アセット代表、マーケットアナリスト

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