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「車幅2m未満」豪華キャンピングカーの新機軸 一般駐車場に入るアネックス「リバティ50DB」

東洋経済オンライン / 2024年9月17日 9時30分

東京キャンピングカーショー2024に展示されていたアネックス「リバティ50DB」(筆者撮影)

多様なスタイルがあるキャンピングカーの中でも、憧れの存在となっているのがキャブコン(キャブコンバージョン)と呼ばれるタイプ。バンやトラックをベースに、運転席以外の後方部分を広々とした居住空間にすることで、快適なクルマ旅を楽しめる本格仕様だ。

【写真で見る】車幅2m未満で一般駐車場にも入れるアネックスの新作キャンピングカー「リバティ50DB」。その内外装を詳しく見る

だが、車体の大きなモデルの多いキャブコンには、自宅や近所の駐車場に止められないとか、細い路地の多い日本の道路では走行しづらいなどの問題点が依然からあった。そんな日本特有の課題に対するユーザーからの要望により生まれたのが、老舗キャンピングカー・メーカーのアネックス(徳島県吉野川市)が手がける「リバティ50DB(LIBERTY 50DB)」だ。

【写真】車幅2m未満で一般駐車場にも入れるアネックスの新作キャンピングカー「リバティ50DB」。その内外装を詳しく見る(39枚)

全幅2m未満という絶妙なサイズ

大きな特徴は、トヨタ「カムロード」をベースとする本格仕様ながら、全長5m未満、全幅2m未満と車体をコンパクト化したこと。それにより、一般的な駐車場にも止めることができ、細い路地なども通行可能としている。

しかも内装などは、同社のフラッグシップ「リバティ52」シリーズに匹敵するほどの高級感を演出。さらに12タイプものボディ色もオプション設定するなど、ユーザーの多様な好みやニーズに対応。これらにより、近年、他メーカーでも続々と発売している、同様のコンパクトなキャブコン・モデルとの差別化を図り、より競争力をアップさせているという。

そんな最新モデルのリバティ50DBを「東京キャンピングカーショー2024(2024年7月20~21日・東京ビッグサイト)」で取材。その魅力や特徴などを探ってみた。

リバティ50DBは、トヨタ・カムロードをベースにしたキャブコン・モデルだ。カムロードとは、トヨタの商用トラック「ダイナ」をベースに、荷台部分を取り除いたキャンピングカー専用のベースシャーシのこと。このカムロードにオリジナルのキャビン(居住空間)部分を架装することで、広い室内や豪華な装備を実現したキャブコンは、価格が1000万円を超える高級モデルも多いが、キャンピングカー愛好家にとって「いつかは乗りたい」と思う憧れのモデル群となっている。

そんなカムロード・ベースの高級キャンピングカーの中で、前述のとおり、全長5m未満、全幅2m未満というコンパクトな車体を実現したのがリバティ50DBだ。具体的なボディサイズは、全長4990mm×全幅1950mm×全高2830mm。このモデルを手がけるアネックスでは、以前からカムロード・ベースのキャブコンとして、同社フラッグシップのリバティ52シリーズを擁している。こちらのボディサイズは全長5230mm×全幅2040mm×全高2880mmだから、新型のリバティ50DBは、全体的によりコンパクトな設定になっていることがわかる。

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