堀江貴文「だから団塊ジュニアは出世ができない」 未来予測は不可能だが、たった1つわかること
東洋経済オンライン / 2024年9月18日 16時0分
例えば、車が通行している写真を見せて「これ渋滞ですか」「渋滞じゃないですか」って、誰が判断できるのでしょうか。だから、まず、そこを決めるところから始めないといけません。
堀江貴文:渋滞の定義を決める必要があるということですね。
西成:そうです。それにはデータが必要です。まず「1㎞の間に車が何台走っているか」というデータ。これを「交通密度」と言います。そして、もう1つが、どれだけ車が通過するかという「通過量」。通過量が多ければ、別に「渋滞」ということにはなりません。結論から言うと、25台くらいまで通過量は伸びます。
堀江:1㎞あたり25台くらいで流量がピークに達すると。
西成: そうです。25台以上になると流量がガタ落ちする。だから、1㎞あたり25台になると渋滞が始まるんです。すると、渋滞を解消するためには1㎞あたり25台以下にすればいいということがわかります。
1㎞は1000mですから、車間距離を計算すると1000m÷25台で40mとなる。運転していて車間距離を40mで走らざるを得なくなったら、その時から渋滞と言えばいいんです。
堀江:なるほど。わかりやすい。でも、40mの車間距離って意外と長いですよね。
西成:そうなんです。だからみんな車間距離を詰めたり、割り込んできたりする。そうすると、割り込んだ人も含めてみんな損をするんです。割り込まないほうが早く着くんです。
堀江:でも、みんなが40m以上の車間距離で走らないといけないんですよね。そんなことはできないですよ。
西成:それで、なかなか実践するのが難しく、落ち込んでいたんですけど、自動運転の時代が来たじゃないですか。そうすると、車に車間距離をプログラムすればいいんです。
堀江:そうか。自動運転時代になったら、渋滞は理論的には発生しないようにできるんだ。
未来予測ほどいい加減なものはない
西成:渋滞というのは、組織でも個人でも同じで、適切な仕事の量があって、ある臨界を超えると急に仕事が渋滞し始めます。詰め込まず、余裕を持ったほうが生産性が高くなることがさまざまな企業で示されています。
この臨界は企業によって異なりますが、最大できる仕事量の約7割ぐらいがいい、ということがわかっています。そして未来を予測して、今後どれだけの仕事量になるか予測していくことも重要です。
堀江:そうですよね。でも、未来予測って難しいのに、みんな未来予測をしますよね。あれはなんでですかね。
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