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最新iPhone 16の実機を手にして"確信"したこと Proの新機能のほとんどが網羅された標準機に注目

東洋経済オンライン / 2024年9月19日 0時0分

iPhone 16 Plusのピンクと16のウルトラマリン(筆者撮影)

今年はスタンダードモデルの当たり年かもしれないと感じた。

【写真で見る】iPhone 16に搭載されたカメラコントロールボタンで、さまざまな撮影コントロールが行えるようになった

ご存知、iPhoneには「スタンダードモデル」と「Pro」モデルがある。

今年もその点は変わらない。iPhone 16とiPhone 16 Plus、iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxのラインがあるわけだが、価格の問題もあり、多くの人はスタンダードモデルのほうが気になるのではないか。

現在、筆者の手元には全モデルの評価機があるが、今年は特に「スタンダードモデルの当たり年」という印象を持っている。

実機で確かめていこう。

Proとスタンダードの差が縮まった

前出のように、スタンダードモデルには「16」と「16 Plus」がある。両者の違いはほぼサイズだけと考えていい。iPhone 16のほうを中心に紹介するが、機能的な違いはほとんどない。

今回のiPhoneの特徴は、スタンダードモデルとProモデルの差が比較的小さくなったことだ。

アップルは過去、新機能・新しいユーザーインターフェイスを導入する際、Proモデルから先行導入する傾向にあった。2022年発売のiPhone 14世代では「ダイナミックアイランド」をiPhone 14 Proシリーズから導入し、2023年発売のiPhone 15世代では「アクションボタン」をiPhone 15 Proシリーズのみへ導入した。

全モデルに「カメラコントロール」を追加

今年も新しい操作体系として「カメラコントロール」が登場。しかし、Proシリーズだけではなく、iPhone 16シリーズでも採用されたのだ。

AIの推論処理を効率化する「Neural Engine」も強化されているが、スマホ性能の評価ツール「Geekbench」の測定結果を見ると、iPhone 16搭載の「A18」とiPhone 16 Pro搭載の「A18 Pro」で大きな差はない。また、メインメモリーの搭載量も同じ8GBだ(下図)。

GPUを含めたプロセッサーの性能自体はiPhone 16 Proのほうが優れているし、カメラ性能も違う。デザインの好みもあるだろう。そうした部分では今年も「Pro」を選ぶ理由はある。

だが、今年のiPhoneで新しくなった部分の多くはiPhone 16にも備わっているのは間違いなく、そういう意味で、例年以上にスタンダードモデルの価値が高いと言えそうだ。

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