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内臓脂肪に悩む人、やめるべき「お酒の飲み方」5つ 日本人の3人に1人は「脂肪肝」だといわれている

東洋経済オンライン / 2024年9月24日 15時0分

ちなみに、ノンシュガーやゼロカロリーの商品であっても、人工甘味料はむしろ肥満を招いてしまいます。たとえば、人工甘味料は腸内の悪玉菌のエサになり、腸内環境が悪化することで肥満が促進される可能性が指摘されています。また、発がん性が指摘されている物質もあるので要注意です。

【その5 締めのラーメンを食べる】

お酒を飲んだ後、締めにラーメンやご飯ものを食べる方、たくさんいると思うのですが、これも非常によくありません。

アルコールによって満腹中枢が麻痺してしまったり、塩分がほしくなったりするので、脳は空腹感を覚えてスルスルと美味しく食べてしまいますが、実際に体が求めているわけではありません。

要するに、締めの炭水化物は、脂も糖も塩分も、全部とりすぎの状態。言うまでもなく、肝臓へのダメージは甚大です。

とはいえ、実はこれらは、非常によくはないものの、まだかわいいほうです。これらが我慢できないという方も、以下の4つだけは絶対にやめてください。飲酒後の筋トレなども死亡リスクがありますが、これらは文字通り死に直結する可能性がある飲み方です。

・薬と一緒に飲む
・一気飲みをする(特に高齢者)
・迎え酒をする
・寝酒をする(入眠は促進されるが、睡眠の質を著しく下げるので逆効果)

じつはサプリメントも肝臓に負担をかけている

正直なところ、細かい理屈は抜きにしても、糖質や加工食品が、肝臓にもよくないことはなんとなく想像できるのではないでしょうか。しかし、もう1つ、意外なものが「肝臓を傷めつける」ことがわかっています。それが、サプリメントです。

肝臓の重要な働きに「代謝」があります。体に悪いものを解毒するときも、体によいものを摂取したときも、同じように肝臓は仕事をすることになります。つまりサプリメントに含まれる栄養素を代謝することで、肝臓に負担がかかってしまうのです。薬を飲むときも同様です。

生きる上で必要な栄養素は、食事から摂取するのが理想です。本来、バランスの取れた食事をとれていれば、サプリメントは必要ありません。ちなみに私たちはサプリメントをほぼ使いません。それも「サプリメントを使わない」という健康法なんですね。

また、代謝の負担だけでなく、サプリメントに含まれる添加物が、肝臓にダメージを与えることもあります。

サプリメントの使用が原因で起こる肝障害は、「薬物性肝障害」と呼ばれ、重篤な肝炎を引き起こすこともあるので気をつけてください。もちろん、医師から処方された薬については、別です。常備薬を飲んでいる方は、服用を続けてください。それでも、どうしても肝臓の健康状態が気になる――という方は、医師に相談するのが賢明です。

脂肪肝は努力すれば必ず改善できます。肝臓は沈黙してはいるものの、再生力は高い臓器です。

『専門医が教える 肝臓から脂肪を落とす食事術 予約の取れな
いスマート外来のメソッド』(KADOKAWA)の著者である尾形哲先生の患者さんは、3カ月程度あれば脂肪肝が治るそうです。ぽっこりお腹に悩んでいる方は、ぜひ本稿や尾形先生の著作を参考にして、脂肪肝を解消できる食生活を取り入れてください。

アルコールや糖質を減らし、加工食品やサプリメントを控える。言うは易く行うは難し、かもしれませんが、重篤な症状でなければ、それさえできれば脂肪肝は必ず治ります。

本要約チャンネル:YouTuber

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