「幸せな家庭」の夢打ち砕く37歳女子のつらい現実 「30代はまだたくさんの見合いが組める」の真相
東洋経済オンライン / 2024年9月26日 11時0分
婚活はこじらしてしまうと、ゴールが見えなくなってくる。
スタートした時点では前向きだったのに、うまくいかないことが続くとだんだんと自信をなくし、驚くほどネガティブになってしまう。そんな経験はないだろうか?
仲人をしながら婚活現場に関わる筆者が、婚活者に焦点を当てて、婚活事情をさまざまなテーマ別に考えていく当連載。今回は、ネガティブになってしまう心理状態を分析しながら、その解決方法を一緒に考えていこう。
相談所なら結婚相手に出会える!
えいこ(37歳、仮名)は有名女子大を卒業後、外資系企業に就職した。年収も800万円越えのバリキャリだ。学生時代から真面目で勤勉なタイプ。その性格は仕事にも表れ、会社での評価も高く、部署のチームリーダーを任されていた。
【表で見る】気付かずやっていませんか?「お見合いで避けるべき言動」5つ
また、美人でスタイルもよく、一見モテるタイプなのだが、「男性とはいい加減な気持ちで付き合うことができないので、恋愛経験は少ないほう」だと言う。
「私は、小学校から女子大まで女性ばかりの環境にいたので、男性と気軽な友だち付き合いができないんです。付き合うなら、彼氏彼女の関係になる。大学時代に1人、20代のときに1人、付き合っていた男性がいました。20代のときの方は、25歳から28歳までお付き合いして、結婚の話も出たのですが、私は仕事が面白くて、結婚に踏み切れなかった」
誘われれば合コンにも出かけたが、頻繁ではなかった。また婚活アプリは信用できず登録することもなく、ときが過ぎた。
「いい人がいたら、結婚したい」とは思っていたものの出会いはなく、最近、改めて自分を取り巻く環境を見回してみると、恋愛模様が様変わりしていることに気がついた。
「いいなと思う男性は、すでに既婚者で恋愛の対象外になっていました。また、そんな既婚男性からも声がかかるようになって、それもまたショック。遊び相手として見られているということですから」
そこで真剣に結婚を考えるようになり、結婚相談所での婚活を決意した。
「つい最近、結婚相談所で結婚した友だちが、『30代なら、まだまだたくさんのお見合いが組めるよ』と言っていたので」
もう遠回りしている時間はない、という気持ちが強かった。
やることなすこと空回り
「相談所なら、年齢、学歴、年収もわかるし、お写真でどんな方か見た目もある程度チェックできる。あとは、お会いしてフィーリングや価値観を確かめればいいですよね」
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