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「わが子に煙たがられる親」が知らない"7つの鉄則" 「勉強させよう」「しつけよう」が徒労に終わる真因

東洋経済オンライン / 2024年9月27日 7時0分

しつけや勉強を優先することで叱ることが増え、親子関係が悪くなっている例は本当に多いです(写真:Taka/PIXTA)

みなさんの家庭では親子の関係はうまくいっていますか? それともあまりうまくいっていないと感じていますか?

私の経験ですと、親子関係をよくすることよりもしつけや勉強を優先している家庭では親子関係が悪くなることが多いです。

否定的に責める言葉で叱ることが増え…

しつけや勉強を優先する親には次のような思いがあると考えられます。

1、勉強させて学力を上げていい学校に行かせなくては。そうしないといい仕事につけないし負け組になってしまう

2、世間から見てみっともないことにならないように、しつけをしっかりしなくては。自立した子にしなくては

そして、このような思いが強い親は「しつけや勉強のためなら親子関係が多少悪くなっても仕方がない」くらいの気持ちでいるようです。

その結果、「勉強しなきゃダメでしょ」「なんでちゃんと片づけないの」「食べるときは肘をついちゃダメ」などと否定的に責める言葉で叱ることが増えます。

これは非常にまずいことで、子どもは「自分はダメな子だ」と感じるようになって自己肯定感が下がります。そうなると、勉強でも運動でも生活習慣でもがんばる気力・向上心・チャレンジ精神などがしぼんでしまいます。

同時に、「お母さん・お父さんは自分のことをダメな子だと思ってるようだ。こんな自分はもう大切にされてないかも」と感じます。それで親に対する不信感を持つようになります。

それでますます親の言うことに耳を傾ける気持ちがなくなります。反発心が出て敢えて逆のほうにいきたくなったりすることもあります。このような悪循環に陥ってしまうと親子関係はどんどん悪くなります。

このように、しつけや勉強を優先することで叱ることが増え、それで親子関係が悪くなっている例は本当に多いです。親子関係が悪い状態で親がいくら「しつけよう」「勉強させよう」と思っても逆効果になるだけです。

親子関係をよくするには?

ですから、私はとにかく親子関係をよくすることを最優先にすることをお勧めします。しつけや勉強は100番目でいいです。1番から99番まで親子関係が大事です。

そして、親子関係をよくするためには次の7つのことが大切です。

1、否定的に責めたり叱ったりするのをやめる
2、ほめるなど肯定的な言葉を増やす
3、子どもの話は共感的に聞く。「ノー」と言わなければならないときも最後に言う
4、子どもの意思を尊重し親の考えを押しつけない
5、子どもの好きなことややりたがることを応援する
6、短所に注目せず長所に注目する
7、他の子と比べない

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