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「わが子に煙たがられる親」が知らない"7つの鉄則" 「勉強させよう」「しつけよう」が徒労に終わる真因

東洋経済オンライン / 2024年9月27日 7時0分

このようなことを心がけていれば親子関係は必ずよくなります。そして、親子関係がよくなれば、それに続いていいことがたくさん起こってきます。

●親子関係がよければ自己肯定感が上がる

まず、親子関係がよければ子どもの自己肯定感が上がります。そうすれば「自分はがんばれる。やれる」という気持ちが出てきますので、勉強・運動・生活習慣など何事においてもがんばる気力・向上心・チャレンジ精神などが出てきます。

しつけの面でも親子関係がよいほうがうまくいきます。なぜなら、親のことが大好きならその言葉にも素直な気持ちで耳を傾けるようになるからです。

さらに、人間には大好きな人の行動を真似したいという本能がありますので、親がよい生活習慣を心がけて生活していれば、それだけで子どもも親と同等程度の生活習慣は身につけることができます。

ある父親は子どもに食事のマナーをしつけようとしてやたらと叱っていましたが、その結果、子どもは父親のことが大嫌いになり、食事のマナーもあえて逆のことをやるようになりました。

そんなことはしなくても、親子関係をよくすることに努めながら親が一般的なマナーで食事をしていれば、子どもも大好きな親を真似して親と同等のマナーは身につけるのです。

●親子関係がよければ他者信頼感が育つ

親子関係は子どもにとって一番はじめの人間関係です。親子関係がよければ、子どもは他者を信頼していいのだと感じます。これが他者信頼感です。そして、その後の人間関係も信頼感を土台にして作るようになります。

例えば兄弟関係・友達関係・先生との関係・その他諸々の人間関係の土台が信頼感になり、良好な人間関係を作りやすくなります。

親子関係が悪いと、子どもは他者は信頼できないと感じます。これが他者不信感(人間不信)といわれるものです。すると、その後の人間関係も不信感を土台にして作るようになりかねません。

●親子関係がよければ悪い誘惑や危険から自分を守るようになる

子どもが成長してくると、友達から悪い誘惑を受けることもあります。たとえば思春期に万引きに誘われるなどです。

そういうときに、親子の関係がよければ「自分のことを大切にしてくれる大好きな親を悲しませたくない。心配させたくない」という意識が働いて正しい選択ができるようになります。

ところが、親子関係が悪い場合、そのブレーキが利かなくなってしまう可能性が高まります。場合によっては、ブレーキどころか「親が自分のことを心配するか見てみたい」という気持ちすら生じて、アクセルになってしまうことすらあります。

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