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激安EC「Temu」が答えた!"利用者が抱くギモン" 安すぎるし品質は大丈夫なのか?質問への答え

東洋経済オンライン / 2024年9月27日 10時35分

さまざまなギモンにTemuの広報責任者が答えた(写真:編集部撮影)

いつの間にか、日本でYouTubeのタイアップ動画や、テレビCMが増えているTemu。利用者は一様に「ものすごく安い」「たくさん買ってしまう」と認めつつ、「品質に当たり外れがある」「安すぎるのも不安」と話す。子どもがTemuで買い物をしているという50代の男性からは「Temuの商品から有害物質が検出されたという海外のニュースを見たので心配だ」との声もあった。

利用者の拡大とともに膨れ上がる「なぜこんなに安いのか」「品質は大丈夫か」という疑問についてTemuに直撃すると、「日本では確かにこれまで詳細な報道がなされていない」とのことで、広報責任者が回答してくれた(質問と回答はメールで英語にてやり取りし、筆者が翻訳した)。

前編:「激安EC「Temu」テレビやYouTubeで広告増える謎」

「Temuはドンキのオンライン版」

―― Temuのアプリを開くと、雑貨から衣類、電化製品まで何でもあります。一言で言うとどんなプラットフォームなのでしょうか。

【写真】Temuでは、商品名を検索すると、その分野でよく売れていたり、リピート率の高い出品者の商品がタグで明示され、上位に来るようになっている。

Temuは雑貨から衣類、電化製品まで、あらゆる商品を非常に競争力のある値段で販売しているECプラットフォームです。日本のディスカウントストア「ドン・キホーテ」のオンライン版というイメージかもしれません。
Temuが自社ブランドとして販売しているのではなく、数多くのメーカーがプラットフォームに商品を出品し、消費者に直接販売しています。

―― ワンピース、電動ひげそり、寝袋……これらのものが1000円台からあります。異常に安い、安すぎて怖い、心配という声すら聞かれます。

なぜそんなに安い値段で商品を提供できるのかよく聞かれます。すべて答えると非常に長くなるので、簡単に説明します。

従来の小売業は卸売業者、流通業者といった複数の仲介業者が介在し、それぞれがコストを上乗せした商品が消費者に届けられます。Temuは独立系のメーカー・工場と消費者を直接結ぶマーケットプレイスを構築し、中間コストを削減して圧倒的な低価格を実現しました。

Temuを運営するPDDホールディングスは中国で9億人のユーザーを抱える「Pinduoduo(拼多多)」というECプラットフォームを運営しています。2022年にTemuをローンチしたときにはすでに強力なサプライヤーネットワークを築いていたため、海外の消費者にも最初から多くの商品を提供できました。

粗悪品やコピー商品への対策

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