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「締め切り」守れない人が知らない正しい設定方法 決め方次第で人生の充実度と目標達成度が激変

東洋経済オンライン / 2024年9月28日 17時0分

目標や期限がありますと、何とかやり遂げられます」(『「できる人」の時間の使い方』/フォレスト出版)

1:実際の締め切り前に「自分の締め切り」を設定する

締め切りを設定する上で重要なのは、「本来の締め切りよりも前倒しして、自分の締め切りを決める」ことです。

どうして、締め切りを前倒しにする必要があるのでしょうか。

前倒しにしておけば、

「締め切り直前になって慌てることがない」

「トラブルや変更に直面しても、落ち着いて対処できる」

「チェックの時間が取れるので、ミスを見逃しにくい」

「次の仕事の初動が早くなる」

からです。

締め切りを前倒しにする根拠として、100冊中6冊に紹介されていたのが、「パーキンソンの法則(第1法則)」です。

パーキンソンの法則とは、イギリスの歴史学者・政治学者であるシリル・ノースコート・パーキンソンが提唱した法則です。

◉パーキンソンの法則(第1法則)……仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する。

私たちには、与えられた時間をすべて使い果たそうとする傾向があります。時間があればあるほどダラダラしたり、やることを膨らませてしまう(余計な仕事を増やす)わけです。

「本当は30分で終わる仕事であっても、『3時間で仕上げてください』といわれたら、人は制限時間いっぱいに使ってしまうということです。これは時間浪費の最たる例です」(山中恵美子『人生が劇的に変わる「瞬読式」時間術』/三笠書房)

「締め切りが先にあると思うと、無意識のうちにペースを落としたり、余計な作業を付け加えたりして、ちょうど締切日に終わるようにしてしまうのです」(堀正岳『ライフハック大全』/KADOKAWA)

締め切りを前倒しにすれば、「ギリギリ行動」から抜け出すことが可能です。

米国マイクロソフト本社でWindows95の開発に携わったエンジニアの中島聡さんは、「仕事は締め切り前に終わらせる」のが大前提と考えています。

「思わぬ追加の仕事のことを私は誤差と呼んでいます。誤差のせいで完成していたはずの仕事が完成しなかった経験はみなさんあると思います。

こうした誤差による失敗はすべて、締め切り当日がゴールだと思っていることに起因しています」(『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』/文響社)

時間の浪費や思わぬ追加の仕事による遅れを防ぐには、作業時間やタスクを膨張させないように、「本来の締め切りよりも前に自分の締め切りを設定する」のがポイントです。

2:「始める時間」にも締め切りを

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