米大統領選は副大統領候補で決まるかもしれない 共和ヴァンス氏と民主ウォルズ氏ガチンコ対決
東洋経済オンライン / 2024年9月28日 9時30分
さて、こんな対照的な副大統領候補が、10月1日はテレビ討論会で激突する。「孤高のインテリ」対「ご近所のおっさん」の対決やいかに。特に重要なのは、選挙の焦点たるラストベルトの白人ブルーカラー層にとって、どちらがより説得力があるかという点だ。
トランプ対ハリスの「五分と五分」の戦いは、意外にも副大統領候補で明暗を分けるのかもしれない(本編はここで終了です。この後は競馬好きの筆者が週末のレースを予想するコーナーです。あらかじめご了承ください)。
ここから先はお馴染みの競馬コーナーだ。
9月29日はこの秋初のG1レース、スプリンターズステークス(中山競馬場・芝コース・1200メートル)が開催される。
ロードカナロアやグランアレグリアといった絶対王者がターフを去って久しく、昨今の短距離路線はまさに戦国時代。狙うべきは3連勝中の新星サトノレーヴか、当レース連覇を狙うママコチャ(3枠6番)か、それとも今月のセントウルSを含む重賞4勝のトウシンマカオ(1枠2番)か、はたまたスプリントレースの常連で今度こそG1を勝ちたいナムラクレア(3枠5番)か。しかも香港からは短距離G1馬のビクターザウィナー(7枠14番)までやってくる。
スプリンターズSの本命は「春G1馬」のマッドクール
迷うところながら、筆者の選択はマッドクールだ。この春の高松宮記念を制し、昨年の当レースでも2着なのだから、最優秀スプリンターの最短距離にいるはずなのだが、この間に2度、香港のレースに挑戦して大負けしたために、オッズが程よく低下している。これぞ狙い目。スプリンターの春秋制覇を期待してみよう。
鞍上の坂井瑠星騎手は、G1騎乗後はフランスの凱旋門賞(10月6日)でシンエンペラーに乗るという大仕事が待っている。幸いにも今年は日程が重ならず、このレースで昨年の雪辱を果たす機会が回ってきた。ここを勝って、凱旋門賞でもいいところを見せてもらいたい。
スプリンターズステークスは、紐荒れが多くて高配当が出やすいレース。そこでつい、あれこれと買いたくはなるのだが、ここはマッドクールの単勝と上記5頭へ流す馬連狙いに絞って勝負することにしたい。
※ 次回の筆者は小幡績・慶應義塾大学院教授で、掲載は10月5日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)
かんべえ(吉崎 達彦):双日総合研究所チーフエコノミスト
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