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仕事のご褒美にしたい「至福のクルーズ旅」の数々 南国から南極まで、グルメと景色を堪能する旅

東洋経済オンライン / 2024年9月29日 9時0分

南極、北極、アマゾンなどを旅し、冒険心をかき立てるエクスペディションクルーズが近年は注目度が高い。写真は南極を旅するル・ボレアルというクルーズ船で、12日間という短めな旅程もある(写真:筆者撮影)

陸上から逃れ、青い海に囲まれて旅するクルーズは、仕事の合間に心身を癒す至福の旅。海外ではリフレッシュ旅行やファミリー旅行として、現役世代も大いに利用している。

【写真を見る】横浜ワンナイトクルーズの船上で味わう、きらびやかなクリスマスの雰囲気

最近は日本のクルーズ環境が活気を帯び、2024年、2025年に日本のクルーズ会社から新しいクルーズ船が誕生する。2028年には、ディズニークルーズも日本発着クルーズを開始することを発表。加えて、日本のインバウンド人気も手伝い、これまで地中海やカリブ海での発着しかなかった有名船や最新鋭の外国客船が日本発着クルーズを行うようになった。

まさに、日本にもクルーズが身近で乗りやすい時代がやって来たといえる。そんな今、働く人にもお勧めする、比較的短期間で行ける魅力的なクルーズ旅をクルーズライターの上田寿美子が案内する。

(注)本文中の乗船料金は1室2人使用時の1人分。外国客船の乗船料金は変動制を取る会社が多いので売れ行き、時期等により乗船料金は変化するため参考までに記している(本文中の料金は2024年9月10日調べ)。また、予約状況によっては申し込みが締め切られている場合がある

短い日数が選べる日本の客船、夢のクリスマスクルーズ

休暇取得を考えると旅行日数は重要なポイントだ。日本船籍最大の客船飛鳥Ⅱ(50444総トン、全長241m、乗客定員872名)は約100泊の世界一周も行うが、最短は1泊のクルーズ。

例えば、12月24~25日クリスマスイブ横浜ワンナイトクルーズ(74,000円~)は、たった1泊でありながら、輝くクリスマスツリー、豪華なクリスマスディナー、飛鳥Ⅱオリジナルのクリスマスショーなど、夢のような洋上のクリスマスワールドに浸ることができる。

【写真】船内で楽しめるグルメや船上の開放的なプール、南極にいる動物たち など

2025年には飛鳥Ⅱの運航会社・郵船クルーズから新造客船・飛鳥Ⅲ(52200総トン、全長230.2m、乗客定員約740名)も就航する。全客室バルコニー付きで、レストラン、バー、カフェの数は15カ所にも上る。日本画家平松礼二氏をはじめ多数の芸術家の作品を展示し「旅する美術館」の趣も味わえるという。最新鋭の日本の客船の誕生が今から楽しみだ。

秋の味覚を訪ねるクルーズと12月デビューの新船

商船三井クルーズのにっぽん丸(22472総トン、全長166.6m、乗客定員449名)は、小型船の強みを生かし、小さな港にも行ける多彩なコースが魅力。また「食のにっぽん丸」と呼ばれるほど料理に定評がある。

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