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「太ってないのに糖尿病」の人に足りない栄養素 「健康診断の数値」が正常でも安心できない

東洋経済オンライン / 2024年9月30日 15時0分

センサーから皮下組織にカニューレという細い管を留置するかたちでグルコース値を測定しており、データとしての正確性が高いことは証明されています。血糖値スパイクが起こっているかどうかも、このデータを見れば一目瞭然です。

センサーを装着する際の痛みはほとんどなく、誰でもお手軽に使用することができます。ちょっとだけチクッとする程度です。

センサーの使用期間は2週間で、1回あたりだいたい6000~8000円の費用がかかります。1型もしくは2型の糖尿病と診断された人でインスリン注射を行っている場合は、2022年4月より、購入時に保険が適用されるようになりました。

みなさんの命を守るために、健康的に長生きするために、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

なお最近は、スマートウォッチなど体に装着する際に針を刺さない非侵襲の血糖値測定器が注目を集めていますが、実際の血糖値との乖離が大きすぎるという報告がなされています。

まだまだ研究開発段階ゆえに、正確性に欠けるということでしょう。今はまだ、信頼しないほうがいいと思います。

「血糖値の推移」でわかる3つの異常パターン

健康診断でいっさい異常が認められなかった人が、念のためフリースタイルリブレを装着して血糖値を測定したところ、空腹時血糖値も食後血糖値も正常値の範囲内で、血糖値スパイクが起こっている様子もない。

これが、最も望ましいパターンです。食事をはじめとする通常の生活スタイルにとくに問題はないのでしょう。油断は禁物ながら、とくに何かを意識したり、変えたりする必要はないと思います。しかし残念ながら、読者のほぼ全員がこれには該当しないはずです。本稿を読んでいる時点で、血糖値になんらかの不安を抱えている可能性が高いということですからね。

そこで、注意喚起の意味も込めて、血糖値の推移でわかる3つの異常パターンを紹介していきます。該当している人は、然るべき対応をとりましょう。

①起床時ならびに空腹時血糖値は高いものの食後血糖値は目を見張るほど高くないパターン

糖尿病のリスクはまだ低いですが、ベースラインが高いので注意しましょう。

②空腹時血糖値に問題はないものの食後血糖値が著しく上昇するパターン

糖尿病の予備軍、隠れ糖尿病の公算が大きいです。糖質のセーブを意識しつつ、ストレッチなどの運動に積極的に取り組んでください。

③空腹時血糖値も食後血糖値も高いパターン

糖尿病患者はほぼこのパターンに該当します。まだの人は真っ先に専門的な医療機関を受診してください。今のままの生活スタイルでは、体にダメージを与え続け、確実に寿命を縮めることになってしまいます。

いくら「カロリー制限」をしても意味がない

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