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ゆるいのにやせる!効率よく脂肪を燃やす走り方 カリスマトレーナー直伝、理想のジョギング

東洋経済オンライン / 2024年9月30日 8時0分

つまり、たった10分でも脂肪燃焼に効果があり、しかも「あそこの信号までは走って、その先の信号までは歩こう」という走り方でもかまわないのだ。しかも、ジョギングにはやせる以外にも数多くのメリットがあるという。

※1 MARIE H. MURPHY and ADRIANNE E. HARDMAN(1998).Training effects of short and long bouts of brisk walking in sedentary women:Med Scl Sports Exerc 30;(1):152-157

「例えば、脳機能が上がります。脳にある海馬は記憶や感情のコントロールなどを司る部分ですが、年とともに縮小するとされています。歳をとって忘れっぽくなったり、怒りやすくなったりする人がいるのはこのため。でも、有酸素運動をすることで、海馬が逆に大きくなることがわかっているんです※2

走ることによって、記憶力が上がるのはもちろん、感情にふりまわされないメンタルも手に入るといえそうだ。うれしい効果はまだある。

「人間の体は、加齢によって毛細血管が減っていきます。血管が減ると、栄養を運ぶ“道”がなくなって老化が加速するんです。でも、これらの血管は、ジョギングなどの運動によってのみ増やせることがわかっています。毛細血管が増えれば増えるほど、栄養を体のすみずみに運ぶことができ、細胞レベルで健やかな状態に変わっていけるということです」

ジョギングを始めてみたら、体が引き締まり、脳が冴えてきた。いろいろなアイデアが湧いてくるし、メンタルも安定していい感じ。さらにアンチエイジング効果で肌ツヤまで良くなっていた……こんなビジョンが見えたら、あとは始めるだけ。では、どんなふうに走ればいいのだろう。

※2 柳本広二・中城有香子・大和恵子(2017).「脳機能を高める分泌性タンパク質、脳由来神経栄養因子:BDNF」環境が制御する道具としての、気力と記憶 洛和会病院医学雑誌 Vol.28:7-24。Erickson,K et al(2010).Exercise training increases size of hippocampus and improves memory PNAS.1015950108

10分を3回にわけて走る、運動不足なら筋トレをプラス

WHO(世界保健機構)は、少なくとも1週間で150分間の運動を推奨している。これにならうと、ジョギングの頻度は「1日あたり30分間を週5日」が目安となる。

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