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「人間関係に悩む人」がムダにしている意外なもの 自分軸でモノを考えれば人生がもっと楽になる

東洋経済オンライン / 2024年10月1日 20時0分

時間を守るのも、同僚への退勤の挨拶も、なぜしているのか? と立ち返ると、自分がしたいから、自分が必要だと思うから、しているのではないでしょうか。

相手に求めることに意識を使わず、「自分がしたいからしている」と思えると、スッと心が軽~くなりませんか? 同僚のことで悩む時間より大事なのは、目の前の子どもたちを見ること。すごくシンプルなことだけれど、忘れがちなことです。

家庭でも「自分がしたいからする」

「自分がしたいからする」は、家庭でも同じです。

家族に対して「わたしのルール通りにゴミを捨ててほしい」「服はこの干しかた」「食器洗い後飛んだ水も拭いてほしい」など、求めたくなる瞬間がありますよね。でも、家族みんなが自分とまったく同じ考えかた、ということはほとんどないのではないでしょうか。

この話を友人に伝えたところ、ママ友のLINEグループで返信をする人としない人がいてモヤモヤしていたけれど、「自分が返信したいならすればいいんだ」と考えるようにしたら、スーッと気持ちが整理されたとか。

ほかにも、同僚が掃除をきちんとしなくていつもイライラしてしまう、そんなときも「わたしはきれいになったら気持ちいいから掃除しているだけ」と考えてみます。

人がどうでも、自分がやりたいことをやるというシンプルなこと。相手と自分を切り分けて、人のことを気にしすぎない。自分がしたいからする、そう思えるとすごくラクになります。

人を変えるのは難しいとはいえ、自分が変わる、自分が我慢するばかりではいつか爆発してしまいそうです。

ではどうやって相手に伝えるとうまくいくのでしょうか。

あるときこんなご相談をいただきました。「3年間在宅勤務の夫。リビングで仕事をするのですが、家族全員同じ空間で過ごすことにストレスがたまっています。『リラックスできないから、リビングで仕事をしないでほしい』と伝えたいんです……」と。

わたしは家族でも職場でも、言いにくいことを伝えるときは、必ず「相手にとってプラスの言葉で伝える」ようにしています。ご相談くださった方のように、「リラックスできないから、リビングで仕事をしないでほしい」と伝えるのは、自分が主語であり、さらに「ない」という否定を重ねた言い方。これでは相手には上手に伝わりません。

わたしなら、感謝の気持ちを最初に伝え、その上で気になることを伝えます。たとえば、「いつもありがとう。みんな家にいる時間が長いし、パパが集中できるように、家族もリラックスできるように、上の階で仕事してくれたら助かるな~」と明るく伝える! 

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