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鈴木おさむが語る「極悪女王」の"誕生のきっかけ" ネトフリ側も興味を抱いた、企画のつくり方

東洋経済オンライン / 2024年10月4日 11時30分

――鈴木さんは3月末での、放送作家・脚本家の引退を表明したわけですが、今回の「極悪女王」などはその時代の置き土産のような位置づけなのでしょうか?

そうですね。単純に3月末までに脚本を書いたけど公開してないものがまだたくさん残っているんですよ。とにかく辞める前にやっていた仕事量が本当に致死量だった。たとえばラスト半年で本を3冊書いたし、小説も書いたし、連ドラもあった。さらに映画の脚本が3、4本あって。それ以外にバラエティーも20本やってたんですよね。

辞める前も、なんだかんだでもう最後だからと思って、取材を多く受けたんですが、今、振り返るとよく死ななかったなと思うくらい。だから体力的にも、メンタルも含めて何も名残惜しくないというか。やりきったなという思いがあって。だからこそ「極悪女王」は絶対にヒットしてほしいなと思っています。

――3月までは「放送作家」という肩書だったわけですが、4月以降はどういった肩書になるのでしょうか?

今はファンドを立ち上げたので。"スタートアップファクトリー代表"と名乗っています。

テレビで番組を立ち上げて育てていったように、これからはスタートアップ企業の相談に乗ったりしてサポートしていきます。僕がこれから10年かけてやる仕事ですね。今はいろんなスタートアップの人たちと日々向き合っています。その合間で、ラジオなどの表に出る仕事だったりをしています。

辞めてからは前のようにはテレビも見なくなりました。前は本を見て、こういうのを映画にしたいなとか思ったりもしていたんですけど、今はまったく思わなくなった。

えらいもんで、そこに対してまったく名残惜しいとも思わないですね。本当にびっくりするくらい切り替わりましたね。今はビジネスのアイデアを考えて、それをこの人にやってもらったらいいかなとか、そういうことを考える日々を過ごしています。

――この「極悪女王」でもそうですが、何者でもなかった若者がどん底から這(は)い上がろうとするドラマが面白くて。それはまさに鈴木さんが今やろうとしていることに通じるのではないかと。

僕がやってきたことってそういうことだったんですよ。芸能人ってやはり、何者でもないところから這(は)い上がってくる人たちなので。それは僕もそうでした。SMAPとの仕事もそうでしたし、いろんな芸人さんとの仕事のときもそう。それはプロレスもそうですし、今やっていることもそう。結局変わらないですね。

「極悪女王」は絶妙なキャスティングだった

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