バスケ人気再燃、Bリーグ「大胆な新基準」の勝算 千葉ジェッツ再建したチェアマン島田氏の手腕
東洋経済オンライン / 2024年10月5日 9時0分
パリ五輪では惜しくも予選敗退という結果になったが、48年ぶりにオリンピックの“自力出場権”を獲得したワールドカップ2023以降、男子バスケが盛り上がりを見せている。
【写真を見る】選手たちの顔も売れてきていて各チームに注目選手がいるのが魅力。沖縄・佐賀・群馬とアリーナができ周辺の街も盛り上がりを見せている
Bリーグ2023-24シーズンの入場者数は過去最多。10月から始まった新シーズンでは、アメリカのプロリーグNBAで活躍した渡邊雄太選手がBリーグに復帰する。この追い風をどう生かすのか。大きな構造改革の真っ只中にあるBリーグチェアマンの島田慎二氏に話を聞いた。
開幕時から入場者数は2倍、事業規模は3倍に
Bリーグは2016年、男子プロバスケットボールの統一リーグとして開幕した。今年8シーズン目を迎え、入場者数は開幕時の倍となる450万人を突破。事業規模も当初の196億円から580億円へと成長している。
「パリ五輪では、ベスト8で1勝するという目標を達成できなかったが、世界の強豪チームを相手に確かな爪痕を残すことができたと感じている。パリ五輪の結果次第では人気もシュリンクするかと見ていたが、昨年からの勢いを維持しながら新しいシーズンをスタートすることができそうだ」
こう島田氏がポジティブに見ているのには理由がある。2026-27シーズンから、現在の単年の競技成績による昇降格制度を廃止し、クラブの事業基準で参入チームを決めるエクスパンション型リーグに移行するために大胆な構造改革を進めてきたからだ。
【写真】選手たちの顔も売れてきていて各チームに注目選手がいるのが魅力。沖縄・佐賀・群馬とアリーナができ周辺の街も盛り上がりを見せている
「現在、Bリーグの構造改革を進める中で経営改善、とくに集客を強化していくことに取り組んでいる。FIBA バスケットボール ワールドカップ 2023が後押ししたこともあるが、今の盛り上がりのベースとなっているのは構造改革の中で各クラブが経営努力をしてきたことが下支えとなっている」
Bリーグでは2026年から、B1は「Bリーグ・プレミア」、B2は「Bリーグ・ワン」、B3は「Bリーグ・ネクスト」へと名称を変更する。しかも、プレミアに参入するには売上高12億円以上、平均入場者数4000人以上、収容人数5000人以上のアリーナを有することが条件となる(初回審査は2024年10月)。そのため業界では、ここ数年で20件ほどのM&Aが起きており、経営の安定化を急ぐクラブが相次いだ。
クラブ経営を重視して参入チームを判断する理由
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