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ラゾーナ川崎"最凶"フードコートで私が見た光景 首都圏屈指の「怖い街」、歩いてわかった今の姿

東洋経済オンライン / 2024年10月6日 11時0分

有名どころのチェーンとしては「ケンタッキーフライドチキン」と「È PRONTO」くらいか。この規模になると、その地域らしい店やメニューの一つがあるものだが、ざっと見ても見当たらない。

というか、東京の店が多い。日本橋に本店を構える天丼の「金子半之助」に「荻窪中華そば 春木屋」、さらに「洋食や 三代目 たいめいけん」など。先ほどの昼夜人口比率は、川崎に住んで日中は都内へ出勤する“神奈川都民”が多いことが大きな要因だろうが、フードコートにまで東京の波が押し寄せている、ということか。

せっかく川崎にいるのに東京を強く感じるラインナップに辟易してフードコートの中に入ると、また驚いた。先ほど見たラインナップに「二代目ぐるめ亭」という寿司店があるのは確認していたが、その店がデカデカと回転レーンを使ってイートインを展開しているのである。

この一角ばかりはフードコートではなく、回転寿司の店舗にしか見えない。

フードコートで回転寿司、気にはなる。しかしこれはただ回転寿司を食べるだけになってしまうので、心を鬼にして立ち去り、席を探す。修羅の街・川崎というイメージがなくなるくらいに、家族連れが多い。施設としてもファミリー層を取り込みたいのか、離乳食専用の電子レンジや調乳用の給湯器があった。

席も取れたので、何を食べようかとふらふら歩く。それにしても川崎、ひいては神奈川感がない。先ほど紹介した東京の店以外も「博多めんたい やまや食堂」に盛岡冷麺の「ぴょんぴょん舎 オンマーキッチン」。国外ではハワイを打ち出した「merengue」、カリフォルニア発の中華レストラン「PANDA EXPRESS」など。

川崎駅は都心部へのアクセスだけでなく、羽田空港へのアクセスもいい。そうした土地柄を意識して、画一的なチェーンではなく、各地、各国の店を誘致したと考えれば、それはそれで「川崎らしさ」かもしれない。

東京の名店を、川崎で味わう

今回選んだのは、たいめいけんと「白楽栗山製麺」。

たいめいけんは、ラーメンがフードコート初登場とのこと。あまりフードコートで目にしない店舗だが、調べると三井ショッピングパーク系列の施設に多く出店しているらしい。

栗山製麺は、旧東池袋大勝軒と六厘舎で修業した店主が手掛けているつけ麺店で「川崎初上陸」に目を引かれた。川崎から東京へと出ていく人が多い中、その逆で乗り込んできたのは面白い。

たいめいけんでは、ラーメンとハーフオムライスの「たいめいけんセット」を注文。意外と麺類メニューが充実していることに驚いた。栗山製麵では、オーソドックスにつけ麺を。

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