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世間の耳目を引くための発信に欠かせない要素 内容が同じでも伝え方の工夫で反応は変わる

東洋経済オンライン / 2024年10月7日 16時0分

ニュース性を持たせることで、メッセージをパワーアップさせることができます(写真:mits/PIXTA)

人はニュース性に飛びつきます。同じことを言う場合でも、言い方を少し変えるだけで、途端にニュース性を帯びてきます。自己紹介、顧客への営業、上司への報告・プレゼン、企業・個人の対外発信……。あらゆるコミュニケーション場面で、ニュース性は武器になります。『世界標準の説明力』から抜粋のうえ、12種類のニュースの型をご紹介します。

ニュースバリューとは何か?

「広報」や、ジャーナリズムの分野で頻出する重要な概念に、ニュースバリューがあります。

ニュースバリューとは、ニュース価値とも言います。簡単に言うと、ニュースを構成する価値、要素のことです。この知識があると、何が「ニュース」になるのか、ならないのか、判断ができるようになります。

説明の論理構造自体に齟齬はないが、どうも中身はつまらないことがある場合、つまり肝心のメッセージが弱い場合、どうすれば、ターゲットオーディエンスの関心をより引くような、メッセージへと変えていくことができるでしょうか?

言うまでもなくニュースとは、耳目を引くに値する情報ですね。

つまり、ニュース性を持たせることで、メッセージをパワーアップさせることができそうですね。

では、ニュースバリューにはどのようなものがあるのでしょうか?

以下のリストが、筆者が思うニュースバリューの一覧になります。

時事性:いま現在起きている、起きて間もない要素
メッセージ改善例:
3カ月後に行われる大会 → 現在建設中のスタジアムで行われることになる大会

新規性:新しい、いままでになかった要素
メッセージ改善例:
インドへ旅行に行く → 人口がとうとう世界1位になったインドへ行く

公共性:世の中に広く関わる、多くの方に関わる要素
メッセージ改善例:
広報担当者として活躍する → メディアを通じて市民の知る権利に奉仕する

将来性:今後の社会にとって、いい意味で大きく関わってくる要素
メッセージ改善例:
早寝早起きを心がける → 夜間の電気消費量の50%削減を習慣化する

人間性:人間らしい、ヒューマンドラマがある要素
メッセージ改善例:
家族で引っ越しをする → 3歳の娘が初めて自分の部屋を持つことになる

独自性:他にない、特有の要素
メッセージ改善例:
東海道新幹線下りのE席 → 富士山が右手に大きく見える窓側の座席

意外性:思ってもいなかった、驚くような要素
メッセージ改善例:
3試合連続で勝つ → 次勝てば、4試合連続勝利は史上初となる

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