仕事をすぐ辞める人が知らない「リセット方法」 あなたは「脅迫者」「被害者」「尋問者」「傍観者」?
東洋経済オンライン / 2024年10月7日 19時0分
どれだけリセットしても、いったんゼロになっても、根本的なところと向き合って、もし自分に同じようなパターンが繰り返されているならそこに気づかないと、次の職場に移っても、同じパターンを繰り返してしまうことを伝えていかなければなりません。
嫌な上司がいて会社を辞めてリセットしたとします。でも、次の会社でまた同じようなタイプの上司に巡り合ってしまう。職場をかえても、部署が変更になっても、なぜか、同じタイプの人間が現れてくる。そして同じように人間関係で悩んでしまう……。
これはなぜでしょうか。「世の中がそうだから」「社会って、そういうものだから」と言う方もいますが、必ずしもそうではありません。
一度、そうぼやく方に「あなたの見ている世界は、プロジェクションマッピングと同じですよ」とお伝えしたことがあります。
いくら建物を変えても、プロジェクションマッピングのように映し出す映像が変わらなければ、会社を変えても同じような人が現れ、同じようなことで悩むのです。
採用のときに、「前の会社って、どんな会社でしたか?」と聞くことがあります。目的はその人がどんなふうに前の会社のことを言うのか観察すること。どんなふうに以前の体験を捉えているのかで、その人がわかります。
「上司が○○で、それが嫌で辞めました。本当にひどい会社でした」と言う人と、「上司が○○でそれが問題で辞めましたが、そこで、自分はこのようなことを学べました。今では感謝しています」と言う人がいたとします。
どちらが次にいい上司に巡り合えるかはわかりますよね。
最初の人は自分の世界を繰り返し投影し続ける可能性が高いのです。
同じ人を見ても、その人のいい面が目につく人と、悪い面ばかりが目について、実際に他者とぶつかってしまう人がいます。
つまり「自分がどういう面に光を当てているか」ということ。自分のことだけに、なかなか気づくのが難しいのですが、同じ問題がいつも自分の周りにあるかどうか、これに気づくことだけでも大きな一歩になります。
4つの人間関係のパターンに気づけば変わる
「あなたの見ている世界は、プロジェクションマッピングと同じです」と前述しました。人間関係が嫌で会社を辞め、新しい職場で新しい人間関係を、と望んでも、やっぱり同じ人間関係に苦しめられる……。
それはあなたの運が悪いわけでも、社会が悪いわけでもなく、「あなたの(ものの見方の)パターン」なのだとご説明しました。
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