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「脳の自動検索機能」を使って問題解決する方法 すぐに答えは出ないから、検索だけかけておく

東洋経済オンライン / 2024年10月8日 20時0分

これを自覚すること、認めることはとてもつらいし、くやしいですよね。もしかすると絶対認めたくないことかもしれません。だからこそ、認めることができたら、確実に変わり始める一歩になるのです。

仕事を辞めたくなったら「今、何を見ているか」を考える

昔、「仕事についたら3年は勤めなさい」と言われることがありました。これは実は根性とかやる気のことを言っているわけではなかったのかもしれません。

もちろん、無理するのはよくないですが、もし可能なら、「何か一つ学んでから辞めても遅くはないですよ」とお伝えしています。自分がどのようなパターンを持っているのか、ということに気づいてほしいからです。

あんなことがあった、こんなことがあった……と過去に情報を検索して、後悔し続けている人もいれば、未来にこうなったらどうしよう、将来どうなるのだろう……と、いつもいつも未来の情報を検索して心配し続けている人もいます。

転職が悪いわけではありませんが、仕事がなかなか決まらず、転職を繰り返し続けている人は、もしかすると、転職のたびに「今の仕事の嫌なところ」を脳内検索してしまっていることもあるのかもしれません。

まずは、自分の脳内検索を見直すことがとても大事になってきます。自分が「今、何を見ているのか」です。

この時代は、昔のように同じテレビをみんなで見て、同じように笑っている時代ではなくなっています。

今は、隣にいる人がまったく違う世界を見ていることが起きてきている時代です。一人一人が自分のスマホを持ち、自分が見たい世界を見ている。隣の人ですら同じ情報を検索しているとは限らないのです。

ネガティブな情報ばかり見ていると、おすすめ動画にネガティブなものがどんどん上がってくるようになるのと同じです。

ネガティブな脳内検索をすると、ネガティブな世界に説得力があるように感じ、「ほら、やっぱりね」と納得してしまうのです。そして自分で自分を苦しめていきます。

だから、あなたが発信する情報や、検索する内容には、責任があります。

見る世界を変えるためには、いったん自分のそのメガネを外す必要があるでしょう。

「なぜできないの?」から「どうしたらできる?」へ

そうはいっても簡単に脳内検索は変えられない人にやっていただきたいのが、自分に対する質問の方法を変えることです。

具体的には「なぜできないの(WHY)?」から「どうしたらできる(HOW)?」という質問の方法にします。これだけで脳内検索を変えることができます。

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