モバイル充電の"王者"が日本でも成長する理由 充電器からAIまで"生活テック企業"への進化を加速
東洋経済オンライン / 2024年10月8日 9時30分
ポケモンとのコラボレーションでは“ピカチュウ”デザインの充電製品4種を発表。「でんきタイプ」のピチュー、ピカチュウ、ライチュウという3種のポケモンを充電器に取り入れ、2023年から展開している。
アウトドアブランドのスノーピークとは、ガス燃料缶を模したデザインのモバイルバッテリーを共同開発。長寿命で安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、一般的なモバイルバッテリーと比べ約4倍の充放電サイクルを実現している。スノーピークの「ギガパワーランタン」と接続可能で、照明としても利用できるといった連携機能もある。
両社は2025年に向け、アンカーの「Solix」シリーズをベースにした大容量ポータブル電源とソーラーパネルの開発もアナウンスしている。
また、文具メーカーのコクヨとは「Anker Smart Pouch」を共同開発。アンカーのスマホ周辺機器を収納するために開発されたポーチで、モバイルバッテリーや完全ワイヤレスイヤホンがすっきりと入るようにインナーポケットが配置されている。フラップ部分を手前に折り曲げて自立させることもでき、整理整頓しやすい製品となっている。
AIを広告制作に活用
アンカーはAI技術の活用もアピールしてる。ユーザーからの問い合わせ対応にはChatGPTベースの「Anker AI Assistant」を導入。問い合わせ対応を効率化し、1年で10万件に対応したそうだ。
広告制作でも画像生成AIを活用している。イヤホン製品の利用シーンの画像については、現実のモデルではなく非実在のモデルを活用。画像生成時に展開地域にあわせた想定ユーザーが描かれている。
モバイルバッテリーから始まったアンカーのフィールドは、家電、オーディオ、アウトドア用品にまで広がった。ユーザーニーズを捉えた製品開発と戦略的コラボレーションにより、同社は日本市場でも独自のポジションを築きつつある。生活のあらゆる場面で活躍するテクノロジーカンパニーとして、より身近な存在となっていくのではないか。
石井 徹:モバイル・ITライター
-
- 1
- 2
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
Ankerが2024年秋冬新製品14モデルを一気に発表:セール情報も全網羅しました!
ASCII.jp / 2024年10月4日 2時0分
-
充電器&バッテリーだけじゃない! Anker、ワイヤレスイヤホンや監視カメラで存在感
マイナビニュース / 2024年10月3日 21時20分
-
【アンカー・ジャパン】コクヨと共同開発、ガジェットから文具までスマートに収納可能な「Anker Smart Pouch」を予約販売開始
PR TIMES / 2024年10月3日 17時45分
-
【Soundcore】Soundcore史上最高傑作がさらに進化!音質とノイズキャンセリング性能を極めた完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty 4 Pro」を販売開始
PR TIMES / 2024年10月3日 17時45分
-
【Soundcore】アクセサリー感覚で音楽を楽しめるSoundcore初のイヤーカフ型完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore C40i」を予約販売開始
PR TIMES / 2024年10月3日 17時45分
ランキング
-
1セブン&アイ「ヨーカ堂一部売却」に透ける焦り ヨーカ堂幹部も「そんな話はなかった」と動揺
東洋経済オンライン / 2024年10月8日 8時0分
-
2一目でバレる、成果出せない人の「書き方」特徴6選 低評価の原因!意外とやりがち、文章構造の矛盾
東洋経済オンライン / 2024年10月8日 11時30分
-
3高知に突如現れた「日本一遅い新幹線」 JRすら「知らなかった」 一体何なのか、“仕掛け人”を直撃!
乗りものニュース / 2024年10月8日 7時42分
-
4日本の社長「任期短い」「独裁防止でいい」正解は? 会社の「長期の成長」には、いったい何が必要?
東洋経済オンライン / 2024年10月8日 9時0分
-
5先週の「米ドル/円」は最大7円以上の上昇…このまま150円を超えるのか【国際金融アナリストの回答】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年10月8日 10時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください