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嫌で面倒な仕事を"サクサク"終わらせる「仕事術」 3秒ルールでネガティブ→ポジティブに変える

東洋経済オンライン / 2024年10月9日 16時20分

ルーティンを実行することで「感情のスイッチを意図的に切り替える」ことが可能になるとわかっても、どんなことをルーティンに設定したらいいの? と思う人も多いでしょう。

オススメは手のひらなど、一点を見つめる「30秒凝視」です。

人間は焦っているときや動揺しているときなどに、視点が定まらず、目がキョロキョロと動きます。いわゆる、「目が泳ぐ」という状態です。これは、心理的状態と目の動きが連動しているからだといわれます。裏返すと、視点が定まれば心も落ち着き、その結果として集中状態に入りやすくなります。

それ以外にも、例えば、「ノートを開く」「キーボードの端を2回タップする」、あるいは「足の指でグー&パーをする」「座ったまま手を上に伸ばす」など。みなさんが無理なくできて、感情が一番上向くものをルーティンに設定すればOKです。

さらに、「これ、面倒だな……」と思った瞬間に、心の中でもいいので「ラッキー!!」と声に出すこともオススメです。なぜなら、作業カイゼンの検討時には、「なんか面倒だな」という心の声こそ大きなヒントにつながるからです。

常に業務の効率化や作業カイゼンを追い求めるトヨタでは、ネガティブ感情こそ、宝物です。「業務効率化のヒント(宝物)を見つけたぞ、ラッキー!!」と捉えると、感情のスイッチを切り替えることができます。

手軽なルーティンで感情のスイッチをうまくコントロールし、ネガティブ感情に振れるのを防げば、すーっと自然に作業をスタートすることができるようになります。

・STEP 2 発生したネガティブ感情を塗り替える「3秒ルールと魔法の言葉」

ルーティンで感情のスイッチを切り替えようとしても、慣れないうちは「ネガティブな感情は避けるべき」と意識すればするほど、つい「面倒だな」や「嫌だな」と口に出してしまうこともあるでしょう。人間の脳には「ダメ」「やってはいけない」と思うほどに、ついやってしまう傾向があるといいます。

でも安心してください。

そんなときには、「面倒だな」や「嫌だな」といったネガティブワードを、例えば、先ほどの通り「ラッキー!!」や「よし!」、「さあ、サクッと終わらせよう!」などといった言葉に言い換えるといいのです。

そのときに重要なポイントは次の通りです。

ネガティブ→ポジティブに変える

①3秒ルール

ネガティブな気持ちや言葉は、マイナス思考やストレスホルモンの分泌を促進するものの、実際には、感情脳(扁桃体)から指示が伝わり、思考やホルモン分泌に影響が出るまで約3秒かかるとされています。

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