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嫌で面倒な仕事を"サクサク"終わらせる「仕事術」 3秒ルールでネガティブ→ポジティブに変える

東洋経済オンライン / 2024年10月9日 16時20分

つまり、3秒以内であれば、訂正が可能なわけです。そこで、3秒以内に「ポジティブワード」を発することで、ネガティブ感情を塗り替えてしまいましょう。

脳は頭で思っただけのことより、口に出した言葉により多く影響を受けます。言葉として発することで、ネガティブな感情ホルモンの分泌が止まって、ポジティブな感情ホルモンに入れ替わります。

さらに言葉だけでなく、先ほどの「感情のスイッチを切り替える」仕草や動作(ルーティン)も加わると、ネガティブからポジティブへと感情スイッチの切り替わりがより効果的になります。

もし「面倒だな」「嫌だな」と思ったり、口に出してしまったりしたら、焦らず、落ち込まず、3秒以内に「ポジティブワードを声に出す」。これを実践してみましょう。

②対義語でなくてもOK

3秒以内でポジティブワードを発する、といっても、3秒もあっという間ですし、意外と咄嗟には出しづらいものです。そこで、特に口ぐせになっているネガティブワードに対しては、それに合わせたポジティブワードをあらかじめ用意しておくことがオススメです。

なお、用意するポジティブワードは、必ずしもネガティブワードの対義語である必要はありません。例えば、「よし!(やるぞ)」「さあ!(サクッと片付けるぞ)」などの掛け声でも、ポジティブな気分になれるのであればOKです。

「じつに面白い」でプラス思考に

2000年代後半のフジテレビ系推理ドラマ『ガリレオ』で、福山雅治さん演じる主人公・湯川学が難題に挑む際、「じつに面白い」という決めゼリフを使っていました。

小説の原作者がトヨタグループ出身者という親近感もあり、当時よく面白がって同僚とこのセリフを真似ていました。あらためて考えると「じつに面白い」という言葉は、ネガティブからポジティブへと感情スイッチをスムーズに切り替えることができる言葉ですね。

いずれにしても、みなさんの気持ちがゼロよりプラスになる言葉、かつ、どこでも遠慮なくすぐにつぶやける言葉がオススメです。

もしネガティブワードを言ってしまったら、必ずこの言葉を唱える、という「魔法の言葉」をつくっておき、ネガティブ感情を3秒以内にポジティブ感情に塗り替える習慣をつくりましょう。

世の中には成功者の名言集などが数多く出回っていますが、やはり口ぐせは大切です。いつもネガティブなことばかり言っているのか、ポジティブな発言が多いのか、ほんの些細な違いが自分の思考や行動、体調をも変えているのです。

ぜひポジティブな口ぐせやルーティンで、仕事の着手もどんどん早めていきましょう。

森 琢也:株式会社クック・ビジネスラボ代表取締役、中小企業診断士

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