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中尾ミエが実感「年を取ったからこそ派手な服」 60代は「遠慮せず、好き勝手」がちょうどいい

東洋経済オンライン / 2024年10月9日 16時10分

中尾 50代をターゲットにするだなんて、昔だったらありえなかった。ましてや、私なんかもこの年齢で今もいろんな媒体で取り上げてくれる。少し前だったら、もうお役御免でしょう。

和田 私が中学生くらいの頃でしょうか、映画館に『砂の器』を観に行ったことがあります。そのとき、ボロボロの老人役をしていたのが、加藤嘉さんでしたが、当時はまだ61か62歳くらいでしょう。今の私よりも若い。昔は本当に"年寄り"が年寄り然としていた。

言い換えれば、年寄り臭くさせられていたとも言える。年寄りが若作りすると、「年寄りの冷や水」なんて非難されたわけですから。そう考えると、今はいい時代だと思います。

中尾 いい時代ですよね。だから、今がいいチャンスなんだから理不尽なことはどんどんと変えていけばいい。60代になったからこそ遠慮せずに、好き勝手にやるくらいがちょうどいいと思います。

食事にしたって、中国や台湾みたいに屋台で食事をするのもにぎやかになっていいですよね。

和田 ええ、中国や台湾は外食率がとても高いんです。現実問題、外食が当たり前の国のほうが女性も働きやすい。意外と知られていないことですけれども。

中尾 こうやって働く人たちが集まれるところが近くにあるといいですね。

和田 日本人の悪いところで、お家のご飯のほうが外食より健康にいいと考えている。食事はね、年を取れば取るほどたくさんの種類の食べ物を摂ったほうがいいなと私は考えています。栄養素が足りないと何かしらの障害が出ることがありますから。

たとえば、亜鉛が欠乏すると味覚障害を起こすことはよく知られていますね。若い人だと亜鉛が足りなくても障害を起こすまでにはいかないのですが、年を取ってからは亜鉛が足りなくなるとかなりの確率で味覚障害になります。だから亜鉛を多く含んでいるカキとかニンニクを食べないといけない。

けれども、お家ご飯だとなかなかそういう食材を使わなかったりするから不足しがちなんです。そういうときは外食がいい。

現代では「バランス食」になっているラーメン

和田 これはよくいろんなところで話しているのですが、ラーメンも健康にいいんです。みんな身体に悪いと思い込んでいるだけでそうではありません。昔と違って、今のラーメンのスープは無化調(化学調味料を使わない)が主流で、10〜15種類くらいの食材を入れて煮込んであるわけですよね。それでトッピングに野菜とメンマ、チャーシューがついて、野菜もタンパク質も摂れるし、当然、麺で炭水化物も摂れる。それだけでけっこうなバランス食になっていると思いますよ。

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