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恋愛経験ナシ38歳彼が挑む"初めての婚活"の顛末 魅力的なプロフ、写真…あとはどんどん会う!

東洋経済オンライン / 2024年10月10日 12時0分

大学卒業後は、製造業関係の会社に就職したのだが、これもまた男の職場だった。

「40代後半、50代の女性が総務や経理にはいますけど既婚者ですし、恋愛対象になる年齢の女性は会社にはいませんでした」

魅力的なプロフィールで、いざ出陣!

40歳が見えてきての一大決心の婚活。「恋愛経験のない男性が、婚活でまずしなくてはいけないことは、リアルに女性に会って経験値を積むことだ」と伝えた。

筆者は、いくおに言った。

「まずは、どんどんお見合いをしていきましょう。お見合いを組みやすくするためには、サイトに載せるお写真を素敵に撮って、女性にアピールできる魅力的なプロフィールを作りましょうね」

結婚相談所でお見合いが組める写真は、男性の場合、スーツ姿だ。体にジャストフィットしたスーツに顔が映えるネクタイを合わせる。写真スタジオに、雰囲気の違うネクタイを3本ほど持ってきてもらい、カメラマン、ヘアメイクの女性と一緒に、その日のスーツの色と、いくおの顔に合うネクタイを決めた。

プロフィールの自己PR欄には、“兄の結婚、出産に刺激をされて、40歳までには自分も結婚をしたいと真剣に考えている”こと。“一人暮らしの経験が長いので、家事は一通りできる”こと。“結婚後の家事、育児は分担すること”などを盛り込んだ。

そしてサイトに登録し、まずは3つのお見合いをした。1つは女性から断られ、1つはいくおがお断りを出し、1つが交際になった。交際になったのはちえみ(35歳、仮名)で、バツイチの女性だった。

人生初めての交際にいくおは…

いくおにとっては女性との初の交際になるので、筆者はこうアドバイスした。

「まずは頻繁にLINEをし合うことが大事です。できれば、1日に1回はLINEのやり取りをしましょうね。ただ、お相手から返事がこなかったときは、返事がきてからLINEをしてください。相手の返事を無視して、義務的に毎日LINEを入れたら失敗しますよ。そして、最低でも1週間に1回は会うようにしましょう」

この筆者のアドバイス通り、いくおはちえみと毎日LINEのやり取りをし、お見合いから1週間後にファーストデートを取り付けた。

それを終えて、筆者に言った。

「カフェでお茶をしながら、4時間くらい話をしました」

そのときにちえみは、前の夫との結婚生活や気持ちがすれ違って離婚に至った経緯を包み隠さず話してくれたという。

「そんななかで、恋愛経験のない自分には語る過去がまったくなくて、それを負い目に感じるところもありました」

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