恋愛経験ナシ38歳彼が挑む"初めての婚活"の顛末 魅力的なプロフ、写真…あとはどんどん会う!
東洋経済オンライン / 2024年10月10日 12時0分
そして、その1週間後には2度目のデートをした。
「今回は食事のあとに、カフェに移動して5時間くらい話しました。一緒にいることに違和感がないし、自然体で会話ができるのが良いかな、って。“また会いたいな”って思います。ただ、これが恋愛感情なのかどうかわからなくて」
そこで筆者は、言った。
「婚活で結婚するのと生活圏内で出会って結婚するのとでは、根本的に恋愛感情の育ち方が違うんですよ」
自然に出会った場合、意識せずに会話をしているうちに恋愛感情が芽生えて、それが育って恋人同士となる。そして、そこからさらに関係を深めていって結婚へとつながっていく。
ところが婚活の場合は、“結婚”という目的のために、それまでお互いのことをまったく知らなかった男女が出会う。出会ったときの恋愛感情は、ゼロ。お見合いをして、好印象を抱いたら仮交際に進むのだが、そこから相手を好きになる気持ちを育てていかなくてはいけない。
「そのためには、たくさんのコミュニケーションを取ることが大事なんです。リアルにお会いして、会話を交わして、そのなかで相手を思う気持ちを育てていくんです。気持ちを育てることに注力してみてください」
ところが、この面談をした数日後に、ちえみの相談室から“交際終了”の連絡がきた。終了理由は「ほかに仮交際をしていた男性と、真剣交際に入ることになった」というものだった。
結婚相談所では、お見合いのあとに入る仮交際期間中は、複数と仮交際していてもいいし、新しいお見合いをしてもいい。そのなかで“この人と真剣交際に入りたい”となったら、ほかの方はお断りして、1対1で向き合うことになるし、新しいお見合いもできなくなる。
婚活を決定づける「3回の壁」
交際終了になったことをいくおに伝えると、「積極的に関係を前に進めることができなかったのは自分だし、仕方ないですね」と言っていたが、声は沈んでいた。
その後、新しいお見合いを2つほどしたのだが、1つは、お互いにお断り。1つは、相手女性からは“交際希望”がきていたのだが、いくおがお断りを出した。
そして、しみじみと言った。
「ちえみさんと比較してしまうんですよね。どうしてもっと積極的に動かなかったのか、今となっては後悔しています」
婚活には、“3回の壁”がある。お見合いを1回と考え、ファーストデートが2回目、セカンドデートが3回目。ここまでスムーズにコミュニケーションを取り、3回の壁を越えられると、次の展開が見えてくる。
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