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栄養ドリンク元祖「赤まむしドリンク」の現在 志村けんと研ナオコによる伝説の夫婦コント

東洋経済オンライン / 2024年10月10日 11時45分

栄養ドリンクの用途はスタミナ補給からはじまり、2000年代に入ると、コラーゲンペプチドやヒアルロン酸など美容成分を配合したものや睡眠の質を改善するとされるGABAを用いたもの、シールド乳酸菌で免疫力を高めるものなど多様化してきた。日興薬品工業もオリジナル商品を数多く開発している。

「無謀にも1年半前にカフェインゼロのレッドマムシライトを開発しました。自社開発商品で利益を生み出すのはもちろんですが、OEM事業におけるサンプル商品としての意味合いもあります。赤まむしドリンクを廃番にすることなく、半世紀以上も製造し続けているのは、すべての商品の原点であり、弊社の歴史そのものだからです」(梅本さん)

以前まで栄養ドリンクが陳列されていたコンビニの冷蔵棚はエナジードリンクやゼリー飲料に大部分を占められ、栄養ドリンクはどんどん隅に追いやられている。しかし、あの茶色い小瓶の蓋を回して開栓し、左手を腰に当てつつ、グビリと一気に飲み干すのが筆者にとってはスタミナ補給の儀式なのだ。誰が何と言おうと栄養ドリンク派を貫き通そうと思っている。

永谷 正樹:フードライター、フォトグラファー

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