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「ジャンポケ」残った太田博久、おたけの実力は? トリオとしての歯車は噛み合っていた

東洋経済オンライン / 2024年10月11日 11時40分

吉本興業との契約が解除となった斉藤慎二(中央)。ジャングルポケットは太田博久(左)とおたけ(右)のコンビとして活動へ(写真:時事)

10月7日、お笑いトリオ・ジャングルポケットの斉藤慎二がロケバスの中で20代女性に性的暴行を加えたとして警視庁に不同意性交などの疑いで書類送検されたことが発表された。その後、所属事務所の吉本興業は彼のマネジメント契約を解除した。

【画 像】吉本興業がHP上に掲載した契約解除の文面

吉本興業の公式ホームページ内の「ジャングルポケット」の紹介ページからは、斉藤の姿が消えた。今後ジャングルポケットはコンビとして活動していくことになるのだろう。

吉本興業はコンプライアンスを強化

吉本興業では、週刊誌で松本人志の性加害疑惑が報じられたことを受けて、今年1月には「コンプライアンスアドバイザーの指導等を受けながら事実確認を進め、その中でコンプライアンスの指導・教育を行っていく」「ガバナンス委員会からのご意見等を踏まえ、個人の尊厳・人権の尊重という基本的な理念について改めて教育の場を設け、ハラスメント等に対する意識を高める研修を実施する」という声明を出していた。

そんな中で、所属芸人である斉藤がこのようなトラブルを引き起こしてしまったというのは、事務所にとっても大打撃である。すぐに契約解除になったのもやむを得ない。

ただ、1人のお笑いファンとしての意見を言わせてもらうなら、ジャングルポケットがトリオとして活動できなくなってしまったのは残念である。彼らは着実にキャリアを重ねてきた実力派芸人だったからだ。

ジャングルポケットを組んでいた斉藤、おたけ、太田博久の3人は、吉本興業のお笑い養成所「NSC東京」の12期生である。デビュー当初の彼らの一番の売りは、斉藤のキャラクターの強さだった。

もともと演劇を学んでいて役者志望だった彼には、抜群の演技力と、全身からにじみ出る「華」があった。その強みを生かして、ジャングルポケットの3人は面白いネタを量産していた。

そんな彼らは、ライブシーンでも名前が知られる存在となり、若手の注目株としてスポットを浴びた。2010年には同じく吉本興業のトリオ芸人だったパンサー、ジューシーズと共に『333 トリオさん』(テレビ朝日系)のレギュラーになった。

2011年には横澤夏子、チョコレートプラネットらと共にコント番組『パワー☆プリン』(TBS系)のレギュラーにも抜擢され、勢いに乗っていた。

売れ始めた頃は斉藤がエースの扱い

当時のジャングルポケットは、斉藤をトリオの中のエースと位置づけていて、彼の個性を前面に出していた。その後、バラエティ番組に出るようになると、ほかの2人の個性にもスポットが当たるようになった。

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