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味も使い勝手も外さない、お勧め「お弁当冷食」6選 手軽さだけじゃない!"安心・安全"のメリットも

東洋経済オンライン / 2024年10月13日 7時40分

「自然解凍OK」と記載のある冷凍食品は、凍ったままお弁当箱に入れてよいですが、記載のないものは必ずパッケージの指示通りに加熱してください。ホームフリージングした食材や、前日の作り置きのおかずも、お弁当に入れるときは絶対に1回加熱してから入れてください。

そして、おかず、ごはんを詰めた後、十分に冷ましてからフタをするのが基本です。

温かいままフタをしてしまうと、温かい温度が保たれて冷めづらく、熱や蒸気が逃げづらい状態に。細菌が好む、生ぬるく、適度に水分がある状態がキープされ、細菌の増殖リスクがグンと高まります。

また、手には食中毒の原因となる黄色ブドウ球菌が付着していることがあるので、調理の前に手は必ず洗うこと。さらに詰める際には手で直接食べ物に触れず、箸などを使いましょう。

お弁当は常温の場所で置きっぱなしにすることが多く、そのまま食べるのが一般的です。常温は一番細菌が繁殖しやすい保管法なので、冷蔵庫があれば冷蔵庫で保管を。電子レンジがある場合は、食べる前にチンしたほうがより安全です。

冬は、暖房のきいた室内に注意! 暖房のきいた場所ではなく、窓際など暖房の熱が届きにくいところに置いておきましょう。

また、お弁当には保冷剤を必ずつけることを強く言いたいです。

ポイントは、保冷剤の置き場所。フタの上に保冷剤を置いて、クロスで包むようにしましょう。冷気は上から下に流れていく性質があるので、上に置くことでお弁当全体を冷やす効果が高くなります。

凍ったまま入れられる冷凍食品なら、保冷剤代わりになるのでは? と思うでしょうが、残念ながらなりません。冷凍食品には糖分や塩分などが含まれているため、凝固点という凍る温度が低く、溶けやすい。商品サイズも小さいので、お弁当全体を冷やす効果は非常に弱いのです。

保冷剤は溶けづらく、長時間保冷効果を保つようにできているので、お弁当の持ち運びには保冷剤を活用しましょう。

「お弁当に冷凍食品は手抜き」はもう古い!

冷凍食品は、その利便性から多くの家庭で愛用されてきました。しかし、お弁当に冷凍食品を使うことに、ひと昔前は「手抜き」「栄養不足」などのイメージがあったかもしれません。

しかし、今は冷凍食品の品質やバリエーションは大幅に進化し、栄養を補ったり彩りを加えたりしながら、満足度の高いお弁当を作れる“強い味方”として評価されています。

2024年にニチレイフーズが行った「お弁当事情に関する調査」では、お弁当を作ってもらう人に「冷凍食品が使用されていると手抜きだと思うか」という質問には、84.8%が「手抜きだと思わない」と回答。特に若い世代でその割合が高く、消費者は冷凍食品に対する罪悪感を持たずに使うようになっていることがわかります。

外食やコンビニ弁当に頼ってばかりでは、どうしても栄養が偏りがちですし、ランチ代も気になります。そんな問題を解決してくれる1つの方法が、手作りのお弁当。料理に自信がない人でも、冷凍食品を使うことで、満足度の高いお弁当を作れます。

ぜひ、冷凍食品を上手に取り入れながら、日々のお弁当作りを楽しく、効率的に行ってみましょう!

(構成:田中詢子)

西川 剛史:冷凍生活アドバイザー

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