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カーシェアに最適な「ジュニアシート」の選び方 数年内に全車から撤去、利用者の持参が必須に

東洋経済オンライン / 2024年10月13日 12時0分

今後、カーシェアでも「ジュニアシート」を持参する必要が出てきそうです(写真:Fast&Slow/PIXTA)

カーシェアの車から「ジュニアシート」が消えていっているのをご存じだろうか。これまでカーシェアでは、おおむね3歳以降が使用するジュニアシートが標準搭載されていた。しかし、大手カーシェア各社は今年4月から順次搭載を終了している。

前回記事『「え、ジュニアシートがない…」カーシェアに異変』ではその背景を紹介した。

今回は、カーシェア利用者が今後ジュニアシートを自ら購入するときの選び方をお伝えする。

価格によって安全性は変わらない

現在カーシェアの車に搭載されているジュニアシートは、数年のうちに完全に撤去される見通しだ。

【画像】ジュニアシートは製品によって価格差が大きい。カーシェアユーザーはどう選ぶのが正解?

今後カーシェアを利用する家族連れは、ジュニアシートを自ら調達しなければならない。

そこで気になるのは、どのようにジュニアシートを選べばいいかだ。カーシェアユーザーからしたら、使用頻度が少ないうえ、毎回着脱して持ち運びする手間がかかる。もちろん安全性は必須だが、使い勝手やコスパのよさも手放せないだろう。

SNSや自身のHPでチャイルドシートなどの情報を発信するチャイルドシート研究所の所長に、カーシェアに適したジュニアシートの選び方を聞いた。

「ジュニアシートは1万円前後から4万円台のものまでありますが、価格差が大きい一番の理由はISOFIXの有無です。ただ、ISOFIXの有無によって安全性が変わることはありません。

ISOFIXタイプとは、シートベルトで固定するのではなく、専用のコネクターをカチッと差し込んで車体とジュニアシートを連結するものです。簡単に装着できるだけでなく、取り付ける大人が不慣れだったとしても、固定の強度に個人差が出ないので安全性も心配がいりません」(所長)。

着脱の利便性を重視する人はISOFIXタイプを、価格を重視する人はシートベルト固定タイプを選ぶのが良さそうだ。

また、「以前カーシェアの車に搭載されていたような座面のみのブースターシートは、新基準では使用対象が125cm以上となっているので、チャイルドシートを卒業してすぐの3歳児などには使えない点には注意が必要」(所長)。

長く使えるものを選びたい人は、『チャイルド&ジュニアシート』と呼ばれる兼用タイプもおすすめだ。使用目安期間が月齢15カ月から12歳、または身長76cmから150cmまでと幅広く、子どもの成長に合わせて形を変えられるものもある。

売れ筋は「3万円前後」と「1万円強」で二極化

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