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カーシェアに最適な「ジュニアシート」の選び方 数年内に全車から撤去、利用者の持参が必須に

東洋経済オンライン / 2024年10月13日 12時0分

では、実際に、どのようなジュニアシートが売れているのか。日本トイザらスのベビー商品部シニアバイヤー大河平里砂氏によれば、売れ筋の価格帯は二極化が進んでいるという。

「当社では1.5歳以上から12歳ごろまで長く使えるタイプのものが人気ですが、2024年9月時点では、ISOFIX搭載で、2万円後半から3万円前半と比較的高値の、メーカーのブランドものが売れています。

一方で、価格に敏感な方も多いです。セール期間中に1万円弱で販売した商品が飛ぶように売れました。低価格のブースターシートが市場からなくなった今、もっとも安価に購入できる商品だったことが一因だと思います」

先ほど紹介したISOFIXタイプとシートベルト固定タイプでは、実際にはどれくらい価格差があるのだろうか。

一例を挙げると、アップリカ製の『ライドクルー』は、ISOFIXだと2万7499円、ベルトタイプだと1万8699円と、9000円弱の開きがあった(トイザらスのオンラインストア、2024年10月10日現在)。

「正しい着用方法」を守ることが最重要

ただ、最適なジュニアシートを選んだとしても、それで安全とは限らない。

前出のチャイルドシート研究所の所長は、「子どもが150cmを超えていたとしても、正しい姿勢で着座できている必要がある」と話す。

「シートベルトは本来、胸骨、肋骨、骨盤の3点にかかるのが正しい。それが長時間の乗車により、子どもが姿勢を崩して、シートベルトが首やお腹にかかってしまうことも多々あります。そうすると、衝撃時にシートベルトによってお腹が圧迫され、最悪のケースにつながることもある」という。

結局のところ、年齢や身長だけに頼らず子どもが正しくシートベルトを着用できているか、都度確認することがもっとも安全と言えそうだ。

佐藤 隼秀:ライター

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