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「落ち込みやすい人」が今すぐやるべき2つのこと 普段、むやみに反省して傷ついていませんか

東洋経済オンライン / 2024年10月15日 20時0分

そうして前述のとおり、まず「あなたがどうにかできる(どうにかすべき)問題だったか?」と自分に問いかけ、その答えが「YES」だったとき、反省するのはいい。だが、傷つくのはまだ待ってほしい。

仮に「YES」だったとしても、傷つく前にもう一つ、自分に問いかけてほしい第二の質問がある。

「それは、傷つくべき価値のあることか?」だ。

自分に落ち度や反省すべき点があることが明らかな場合、この二つ目の質問で、それらを正すことの重要性や必要性を測ってほしい。

この質問をさらに細かくしたのが、以下だ。

・それは、正すことで自分にとってプラスになるのか?
・反省することで何か効果や意味は出せるのか?

この二つの回答が「YES」であったとき、初めて盛大に反省し、傷ついてほしい。

むやみやたらに傷ついてはいけない。反省し、傷つくことで得るものがあるならそれには意味があるが、傷ついてまで得るものが見出せないなら、そのダメージに意味はないので、反省だけしてさっさと忘れてしまおう。

傷つくときも、理不尽に対抗するときも、心をすり減らすときにも、必ず意味や効果を欲して取り組むべきだ。

そしてこの問いの素晴らしいところは、一見無駄とも思える理不尽で不必要なゴミのようなストレス事象から、自身の成長機会を見出すことができる点に尽きる。

いわば、理不尽とストレスのリサイクルである。精神のサスティナブル。メンタルのSDGsだ。

見方によっては、転んでもタダでは起きない精神でもある。メンタルが強いと言うよりは、何があっても不要な損はしたくない、そんな商人(あきんど)の雑草魂に近い。

モノに限らず、タダで価値あるものを受け取れるなら受け取っておこう。商人精神、万歳である。

一般的に、どんなに小さくとも誰しも落ち度やミスは起こしてしまうものだ。

それに対して軽々と「私の責任ではない」と判断し続けていては、長い目で見ると、自分にとって不利益な状況に傾くこともあるだろう。

全てをなかったことにして「自分に反省の余地や責任はない!」と叫ぶよりも、少しだけでも自分の反省点を見出すほうが、長い目で見るとプラスなこともあったりするのだ。

※もちろん、前述の雨の例えのように、責任や精神的ダメージを負う必要が完全にない場合は全く不要なのは変わらない。

■傷つく/反省するということは、非常に高尚な活動

ここまで読んでくれた方々で、察しのいい人はきっとわかってくれたと思う。

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