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「誰にでも似合う服」年160%伸びるアパレルの正体 女性たちに熱烈支持される服はいかにして生まれたか

東洋経済オンライン / 2024年10月17日 13時0分

--なるほど。

それこそ、熱源を確かめると、キャリアの轍が見えてくるのかなと。だから、先のことは分からなくとも、その時々、どんな熱源が自分を突き動かしているのかを確かめてみると良いのかなと思います。

何かしら迷いごとが出てきた時、なかなか動き出せない時に、この熱源に立ち返っていると、自分がやるべきこと、今打つべき最善だと思われる策が見えてくるような気がします。

--迷った時は、熱源を見つめ直して、それに従ってみる。

そうですね。今思えば、起業するまでは、“怒り”がソース・オブ・エナジーでした。当時の私の怒りの対象というのは、夫とか特定の誰かに対しての怒りではなく、思うように働けない環境に対しての怒りでした。

私は仕事が理屈抜きで大好きで、仕事のない人生は考えられなかった。それなのに、なぜ、思うように働けないのかという思いは、次第に強い怒りになっていたんです。でも、それは同時に自分の熱源でもあったなと。

 この状況をどうにかしたいという思いがエネルギーとなって試行錯誤していたし、この課題としっかり向き合って解決できたら、それはいつか誰かの役にも立つはずだと信じていました。

--後に、起業して立ち上げられたモデラートという会社は、週3、4回勤務の社員も在籍するなど、働く女性たちにとっても働きやすい会社だとお聞きします。おっしゃる通りになりましたね。

まだまだです。そこについては、これからも最善を尽くしたいなと思っています。

--ソース・オブ・エナジーとは、魅力的で建設的な考え方です。

私にはしっくりきます。ソース・オブ・エナジーは人生の折々で、どんどん変わっていっていいと思うんです。ちなみに、今の私のソース・オブ・エナジーは、“やらされ感ゼロ”の経営。

何事もやらされている状態ではなく、やりたくてやっているというところに持っていけたら楽しいですし、強いですよね。

そう考えると、経営という仕事は自分で決めて、責任とって、前に進んでいけますから。この働き方は、今の私にとって理想的なのかもしれません。                         

(後編:「女性ファン急増、アパレルSOÉJUはなぜ強いのか」に続く)

芳麗:文筆家、インタビュアー

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