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「フロンクス」はスズキ車の概念を変えるか? デザインも存在感も新しいインドからの輸入車

東洋経済オンライン / 2024年10月18日 12時0分

このクラスの日本車の中には、フロントに比べてリアのドアトリムの仕立てを簡素にする車種もあるが、フロンクスはリアのドアトリムにもボルドーを奢っており、造形も凝っていて、こだわりが感じられる。

これまでのスズキとはちょっと違う

このフロンクスはインドで、NEXA(ネクサ)というネットワークで販売される。NEXAは、インドにおけるスズキのプレミアムな販売ネットワークだ。

バレーノもモデルチェンジで質感を高めているようで、これまでのスズキとは違うマーケットを狙っていることがわかる。ダイナミックでクオリティにも配慮したフロンクスのデザインは、それにふさわしいと感じた。

つまり「安価で便利」という、これまでのスズキのキャラクターとはちょっと違い、付加価値でアピールする車種ということになる。ブランドの故郷である日本で、この立ち位置がどのように評価されるか、興味深い。

【写真】スズキ「フロンクス」全ボディカラーを見る

森口 将之:モビリティジャーナリスト

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