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"東大に受かった子"に共通する「最強の受験計画」 過去問はいつから?高1からどれぐらい勉強?

東洋経済オンライン / 2024年10月18日 16時30分

漢字や語彙力は軽視する人も多いのですが、ここの土台があまり完成していない状態だと、そのほかの勉強がうまくいかなくなってしまいます。

高1はしっかり基礎固めを

一方で数学は、先取りして勉強している人もそうでない人もいます。「高1の間に数2Bは終わらせたほうがいいですか?」と聞かれることもありますが、学校の進捗次第です。

高1で数1Aまでしかやっていなかったという人でも東大に合格している場合もあります。ただもちろん、高1で数2Bまで勉強している人のほうが合格率は高くはなります。

どちらかというと、無理して先取りするより、しっかりと基礎が固まっている状態のほうが望ましいです。公式をしっかり覚えて、公式の証明までできるようになっているのが望ましいと考えられます。

高1の間にやるべきこと

英語:受験のための英単語帳(ターゲット1900・シス単 ・鉄壁など)が8割答えられる状態になっていること

国語:漢字や語彙力・重要になってくるキーワード・そして古文単語や漢文の句形をしっかりと理解している状態になっていること

数学:学校の勉強に合わせて、今まで勉強した範囲がしっかりとできている状態になっていること。公式をしっかり頭に入れて、公式の証明までできるようになっているのが望ましい

次に、高校2年生です。難関大学に合格する人の多くは、この間に英国数の勉強をすべて終わらせています。

「え!高校3年生の1年間があるのに、この間に終わらせなきゃならないの?」と思うかもしれませんが、高校3年生の1年は、高校2年生までで終わらせた勉強を、しっかりと定着させるための期間です。高校3年生に上がったら、過去問を解き始められる状態にまで持っていかなければなりません。

高2では一度すべての範囲を終わらせる

ですから、英国数の勉強に関してはすべての範囲を終わらせる必要があります。そして、基本的には理科と社会も同じです。学校の勉強が終わり切っていないという人でも、一度はここまでで終わらせる必要があります。

ただし、「一度終わらせる」というのと「完璧にする」というのは違いがあることに注意してください。つまり、「一度終わらせる」というのは、「また後で戻ってきてもいい」ということです。完璧でなくてもいいということですね。社会であれば一度教科書のすべての範囲を読み終える、でもいいのです。

数3であれば問題演習はまだだけど一度オンラインで授業は全部聞いている状態、でもOKです。とにかく一度、最後まで走りましょう。そうすれば、高3に入ってから過去問演習にスムーズに入れます。

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